こんにちは、ソーシャルメディアマーケティングのエキスパートStatusbrewです。

本日はソーシャルメディアマーケティングツールの導入を検討する日本のブランド、企業様へ向けてツール選定方法についてシェアします。

  • ソーシャルメディアマーケティングツールの重要性

  • 外資系SNSマーケティングツールの優位性 -高機能&多機能のコンボ -グローバルな視点と世界拠点を持つ場合のサポート体制 -大多数がSOC2取得=データ保護の信頼性 -幅広い対応ソーシャルチャネル

  • あなたが知らないツールがあるかも?外資系ツールの探し方

  • トップSNSマーケティングツール -Statusbrew -Hootsuite -Sprout Social -Buffer -Sprinklr

  • どの基準で選ぶ?競合比較方法 -【重要】評価基準5つのポイント

  • 管理ツール選びで大切なこと:今後の「スケールを予測する」

  • 【ボーナス】日本初!外資系トップツール予算別機能を網羅した比較データベース

ソーシャルメディアマーケティングツールの重要性

すでにこちらの記事をご覧いただいているということは、ツールの必要性は十分に感じていらっしゃることでしょう。

ソーシャルメディアマーケティングツールの重要性は、コラボレーションとアクティビティの追跡において非常に高いのです。手動でツールなしに作業を行うと、アクティビティの追跡が全くできず、効率的な管理が困難です

ソーシャルメディアマーケティングツールはコラボレーション機能が充実しています。コラボレーションとは、一言で言うと「同時に1つのSNSアカウントに対して複数のユーザーが作業、相手の作業を追跡することができる仕様」のことです。また、コラボレーションというだけあって2名以上のメンバーと共に、相手の作業に対してメッセージを送り合うこともできます。

それだけではなく、すべてのアクティビティやデータを自分でさまざまな軸で検索をかけることができるのもSNSマーケティングツールの特徴でしょう。

外資系SNSマーケティングツールの優位性

外資系のSNSマーケティングツールは、コラボレーションの一つでもあるワークフローの自動化に特化しています。ネイティブツールで手動でやらなくては行けない作業の量と比較すれば、そのワークフローを一度設定しまえばよいことを考えると作業効率が上がることは簡単に想像していただけます。

だからこそ投稿の自動化や、リスク防止のためのコメント監視の自動化を設計するために、各外資系SNS管理ツールは、機能の名前は異なりつつも、「トリガールール、条件指定、アクセス権限整理」など、より幅広く細かく指定しながら条件にマッチした際のアクションを自動で起こすための仕様が網羅されています。

一方、日本のツールはどちらかというと、コンサルティングや運用サービスを大きく加えたサービス(notソフトウェアと呼んでいます)を提供する傾向があります。

外資系SNS管理ツールが機能面でのカバーを重視するのに対し、日本製ツールはサービス志向のアプローチを取り、クライアントのニーズに応える形となっています。

また日本製ツールはどちらかというと「キャンペーン管理ツール」「トレンド監視ツール」にある傾向にあり、キャンペーンの当選者の選定をしたり、トレンドキーワードの取得等限定的な用途のために位置されており、これはソーシャルメディアマーケティングツールと同等に位置付けるものというよりは、アドオンツールであるべきでしょう。

高機能と多様な操作性 = 自慢はエンゲージメント管理機能

Sprout SocialやStatusbrewのような外資系のSNSマーケティングツールは、米国や欧州を中心に、英語文化圏のユーザーに広く浸透しているため、どちらかというと投稿管理よりもエンゲージメント管理に重きが置かれていますし、ユーザーの選ぶ目線も「エンゲージメント管理の自動化がどこまでできるか」に偏ります。つまり外資系SNS管理ツールはソーシャル上のカスタマーサポートコメント監視

を行う企業であれば、どれもニーズに満たす良い品質をクリアしている機能を体験することができるでしょう。

ソーシャルメディアマーケティングツールという名前は、最も大きなカテゴライズですが、他にもソーシャル+ニュースサイトやメールなど幅広いチャネルに対応する CX管理ツール(カスタマーエクスペリエンス管理ツール)と呼ばれることもあります。

このような、ソーシャル上のコメントやDM、@メンションなどのモニタリング、自動返信(テンプレート返信をマクロとも呼びます)、詳細な分析レポート、SalesforceやZendeskのようなCRMツールとのインテグレーション機能を提供し、ユーザーとの即時かつ効果的なコミュニケーションを可能にします。一方、日本のツールはソーシャル専用受信箱の内容が十分ではなく、外資系ツールほどの自動化や迅速対応が難しいことがあります。

グローバルな視点とサポート体制

外資系のSNSマーケティング管理ツールは、既存かつ豊富なグローバル顧客の導入履歴を活用し、特にStatusbrewでは日本のクライアントに対して、ツールを通した戦略の共有も行なっています。

そのため、多国籍企業や各国のマーケットリーダーが使用した成功事例を直接適用可能です。

💡Statusbrewでは日本チームを配置し、グローバルのクライアントのStatusbrewプラットフォームの利用方法(自動化やレポーティング、タグの作成)をそのまま日本企業様への適用を支援しています。(Enterprisesプラン)

また、多くの外資系ツールは日本語やドイツ語、フランス語など多言語対応のサポート体制とツールのローカライゼーション機能を備え、さらに自動判別に欠かせないAIを高度に導入しています。

外資系SNS管理ツールは、世界各国のユーザーに利用されている→登録するSNSアカウントのキャプションも多言語→受け取るコメントやDMも多言語と母数が多い→

データの蓄積が膨大のため、多言語でセンチメント判別をすでに習得しているケースが多いのです。

サポートの観点では、グローバルに展開する日本企業が、各国の拠点のソーシャル運用も日本をトップに統括したい場合、グローバルチームを率いたサポートが共有できることは大きな強みです。

豊富な対応チャネル

さらに、外資系ツールは対応可能なソーシャルチャネルの数が多いことも特徴です。例えば、WhatsApp、LinkedIn、Reddit(Redditとは、ユーザーがコンテンツを共有し、ディスカッションする米国発の世界最大の掲示板型プラットフォームです)、Yelp(世界版食べログ)、GoogleマイビジネスやGoogle Play、Apple Storeのような評価管理を含む多様なチャネルに対応しており、ユーザーとのエンゲージメントを一層強化します。

トップに表示されるブログ記事は、業界の王者に君臨するSprinklr社やSprout Social社、Meltwater社です。彼らがトップツールまたはライバルと認めるツールは同等の性質があると思って良いでしょう。

引用:Meltwater社のTop Social Media Monitoring Tools

②世界トップツールの名前 + alternative(代替品)と組み合わせ検索する

もし気になるツールやすでに知っているツールの名前があれば、"Hootsuite alternative"のように"alternative"(代替品)や"competitors"(競合)といった言葉を合わせて検索します。

③世界のソフトウェア評価ツールから探す。

ソーシャルメディアマーケティングツールに限らず、何かしらの用途にそったソフトウェアを探す場合、

G2CapterraGartner の3代ソフトウェア/サービス評価口コミプラットフォームを活用しましょう。

例えば、G2にアクセスすると、

ソフトウェア/サービスとカテゴリごとに検索をかけられますし、検索バーで「Social Media Managament Tool(ソーシャルメディア管理ツール)」と検索をかけると、

このように幅広いソーシャル運用ツールの中でもカテゴリーごとにトップツールを示唆してくれます。G2やGartnerは特に信頼性の高いレビューが多いため、参照にすると良いでしょう。

おすすめ外資系SNSマーケティングツール

ここで一部、ソーシャルメディアマネジメントツールとしてのおすすめTOP5を紹介します。

Statusbrew(ステータスブリュー)

拠点:インド、アメリカ、日本 創立:2011年 日本語ローカライズ:あり 価格体系:月額¥15,000〜(ユーザー5名)

Statusbrewはシンプルで美しいユーザーインターフェイスに対して、大規模なユーザーやSNS アカウントを抱える企業や行政組織のために設計されたソーシャルメディア管理ツールです。

ソーシャルメディアで大量のコンテンツを大人数で管理する際の自動ワークフローの設計だけではなく、「これができたらいいのに」と思う細かなアクセス権限設定や、アクティブサポートコメント監視のための自動化ルールエンジン機能、さらに238種類もの分析指標を兼ね備えた高機能アナリティクスが自慢です。

Statusbrew自慢のカスタムプランの一例

Statusbrewは、「大規模組織」「複数クライアントを抱える代理店」に強い企業です。Statusbrewでよくある”実際の価格体系を紹介します。

<例1> 職員1000人規模の巨大行政組織 ¥650,000 / 月額(年間一括支払いの場合は20%OFF) XやFacebook等のアカウントを複数の関係者が同時に編集を行うために活用 ネイティブアカウントへの直接のログインをさせないことでガバナンスの構築と、複雑な承認ワークフローの設計

<例2>全国に600店舗展開するフィットネス系事業 650個のInstagramアカウントの予約管理とコメント監視による広告コメントの反応レポーティング ¥300,000/月額

<例3>世界的アパレルブランド 月 10万キーワードのXリスニングとその他250アカウントの管理 ¥800,000/月額 (年間一括支払いの場合は20%OFF) Xのリスニングは1000メンションあたり ¥5,000 / 月額

<例4>アメリカ全土に400店舗ある歯科クリニック 400個のGoogleマイビジネスの口コミ評価の回答管理 ¥450,000/月額

<例5>有名ティーカフェブランド 公式アカウント X, TikTok, Instagram, Threadsへのアクティブサポート体制と自動化の構築 Xリスニングメンション平均 3000 ¥100,000 / 月額

<例6>日系大手メーカー 公式アカウント(日本語、グローバル向け英語)の承認フロー管理とレポート 150名のユーザー ¥250,000/月額

価格プランの特徴!大規模になるほどディスカウント

Statusbrewは一定のSNSプロファイル数やユーザー数を超えると、1個あたり/1名あたりの単価がグンと下がり、確かなスケーリングに対応しています。

例えばSNSアカウント数が200を超えた時点でパッケージ料金から、1つあたり¥500/月額の計上でのプランの組み直しをするため、一気に高額化にならず安心して長期的なソーシャル運用と予算計画を支援します。

グローバル拠点を持つ企業の味方:日本チームと英語圏チームの徹底した連携とサポート

世界各国に拠点を持つ日本企業が、日本国外のソーシャルアカウントの集結と統括管理を行う際、オンボーディングやサポートなどをStatusbrewのグローバルチームが英語にて対応します。

サポートのランクが上がることでプランの料金に変動がないこともポイントです。

Hootsuite

拠点:カナダ 創立:2008年 日本語ローカライズ:なし 価格体系:¥13,000〜(ユーザー1名)

紹介無用、2008年創業という世界で初めてのソーシャルメディアマーケティングツールです。最も歴史のあるツールと呼んでいいでしょう、Hootsuiteです。

最も世界から利用された/されていると言っても過言ではないHootsuiteですが、「一つのダッシュボードで複数のソーシャルメディアアカウントを管理する」というアイディアを発掘し生み出したのも彼らです。

自由自在かつカスタマイズ可能なパネルを使って、複数のソーシャルメディアフィードを一目で確認できます。HootsuiteはトラディショナルなUIすぎるという評判もありますが、各ソーシャルネットワークのフィード、メンション、ダイレクトメッセージを並列で表示し、管理しやすくしています。

Sprout Social

拠点:アメリカ 創立:2010年 日本語ローカライズ:なし 価格体系:¥25,700〜(ユーザー1名)

この業界のトップ2と呼んでも過言ではない、Sprout Socialこそ日本で知名度が欲しいところです。

まず、エンゲージメント管理機能はリアルタイムでの返信やメッセージの統合管理を可能にし、カスタマーサポートを強化します。ソーシャル上のカスタマーケアを行いたいのであれば間違いなくSprout Socialでしょう。

Sprinklr

拠点:アメリカ 創立:2009年 日本語ローカライズ:あり 価格体系:要相談

世界中の大企業からの信頼が最も厚いのは、Sprinklrでしょう。

どちらかというと、ソーシャルメディア管理ツールというよりも「カスタマーエクスペリエンス(CX)管理ツール」という呼び方が正しいです。

世界一、対応するチャネルが多く、企業がブランド評判管理を総括的に行いたい場合にぴったりです。カスタマーエクスペリエンスをMaxにまで目指すという意気込みのある企業にとっては最大の味方でしょう。

特にSLA(サービスレベルアグリーメント)など生産性パフォーマンスにこだわるのであれば間違いなくSprinklrです。

Buffer

拠点:アメリカ 創立:2010年 日本語ローカライズ:なし 価格体系:1,884円〜(プロファイル1個あたり)

Bufferは個人インフルエンサーやスモールビジネスにとって最も強い味方です。

例えばあなたがインスタグラマーとして活動していたり、個人の飲食店などを経営している場合、あらかじめInstagramやGoogleビジネスプロフィールで3日先の予約投稿をしたり、DMやコメントでお客さんとの予約のやり取りや空席情報を伝えるのに役立ちます。

とにかくBufferはモバイルアプリがとても優秀です。とても美しいインターフェイスで、たくさんあるチャネルを一つにまとめてしまいましょう。

どの基準で選ぶ?競合比較方法

ソーシャルメディアマーケティングツールは上記5つ以外にも世界に無数にありますが、どんな良いツールであっても自社のニーズに当てはまらない場合は利用しても長続きしません。

まず真っ先に、自分たちの企業の規模から考える必要があります。ユーザーが2人になるのか、200人で一斉に使いたいのかでスケールに対応できるツールであるかどうか?で異なります。

業界が何であるか?は特に基準に入りません、最も大切な基準はスケーリングの可能性と、SNS管理ツールの特徴があなたの「解決したい問題」にマッチしているか?です。

その「解決したい問題」は、ユーザからの認知を高めたい、など抽象的なマーケティング目的にしないことも、ツールを選ぶ大きなポイントです。

マーケティング目的 = ツール導入ではないソリューションがある

ソーシャルメディアのマーケティングツールは必ずしもマーケティング目的ではない理由があります。

それは、ソーシャルメディアマーケティングツールは、必ずしもマーケティング目的だけでなく、ソーシャルガバナンスのためにも導入されるからです。

そもそもネイティブツールに直接アクセスすることのリスクは高く、誰がアカウントのログイン情報を持っているのか、また誰が投稿を作成したのか、コメントに返信したのか、アカウントのアクティビティ全てにおいて追跡が困難になることがあります。そのため、組織全体の管理と安全性を確保する目的で、これらのツールが重要な役割を果たします。

ソーシャルメディアマーケティングツールにお持ちの企業公式アカウントを接続すると、今後従業員やクライアントがログインするのはツールであって、

特に大規模な組織では、ソーシャルメディア活動の一元管理が必要であり、適切なガバナンスを実現するためにマーケティングツールが導入されます。

管理ツール選びで大切なこと:今後の「スケールを予測する」

ソーシャルメディア管理における「スケール」とは、企業の成長や変化に伴って必要となるツールの機能や容量を指します。規模が大きくなるとは、2つの意味合いがあります。

成長のスケールでは、ユーザー数(ツールを利用する人数)の増加に伴い、リアルタイムで大量のデータを処理する能力が求められます。例えば、エンゲージメントやコメントの数が増え、これを効率的に管理するために自動化機能や高度な分析ツールが必要になります。

組織自体のスケールでは、異なる部門や地域にまたがるチーム間の協力と連携が必要になります。このため、ツールは多言語対応や細かなアクセス権限管理、コラボレーション機能を備えていることが重要です。さらに、CRMやカスタマーサポートシステムとの統合が容易であることも考慮すべきでしょう。

この2つを予測し、スケーラブルなソリューションを選ぶことが、長期的な目線で「マーケティングツールの導入の成功」と呼べることになるからです。

日本初!外資系トップツール予算別機能を網羅した比較データベース

ここまで読んでくださったあなたにボーナスです。

Statusbrewではおそらく日本初となる外資系トップツールの予算別の対応機能を、全て取りこぼすことなく網羅した比較表を作成しました。

7つの主要ツールは各自平均3つほどのプランがあるため、プランx予算ごとでタブを作成し、ご自身の予算に合わせて予算レンジのタブをクリックすることで予算に当てはまる機能と各社ツールプランが表示されます。ソーシャルメディアマーケティングツールのインテグレーションと機能の種類はおよそ100以上あります。

機能名を見ても何を指すのか、何ができるのかわからない場合、一番左カラムである機能名の左手にある「ノート」アイコンをクリックすると右手に詳細画面が開き、機能がどんな役割を果たすのか、また、各社のインターフェイスのスクリーンショットも添付があるため、同じ機能でも好みのデザインであるか直感的に比較いただけます。

外資系ソーシャルメディアマーケティングツールの魅力について、皆様に伝わりましたら幸いです。

ソーシャルメディアの運用やアカウント統括でお困りの場合はぜひ右下のチャットでお声掛けください。