こんにちは、ソーシャルメディアマーケティングのエキスパートStatusbrewです。 このブログの読者のなかには、ソーシャルメディアに関するお悩みを抱えていらっしゃる方が少なくないと思います。でもそのお悩み、これまでとは違う内容になってきていませんか? これまでは、複数のソーシャルアカウントをどう管理したらよいか?多層な承認ワークフローを実現できるツールはないか?そうした管理面のお悩みが多かったと思います。 ところが最近は、単に管理するだけでなく、自社のクチコミを分析したり、オーディエンスの本音を知ることができるツールをお探しではないでしょうか? そうしたソーシャルメディア・ウェブ上のあらゆる声を収集・分析するソーシャルリスニングツールは、今世界中で次々にローンチされています。

ソーシャルリスニングの現状

今、ソーシャルリスニングツールが次から次へと誕生しています。

その理由はシンプルです。ソーシャルメディアで繰り広げられる会話には、実は様々なビジネスチャンスやアイディアが隠れています。いわば宝の山。これを活用しない手はありません。

ソーシャルリスニングの利点は何か。それは、下記について把握できるようになることです。

  • 人々が企業やブランド、製品に抱いている印象、イメージ

  • 炎上リスク、不満、企業や製品に対する本音

  • 競合他社の状況

  • 広告、プロモーションの成果

こうした人々の本音や生の声は、企業にとってマーケティングにおける実用的なインサイトに他なりません。

例えば、

  • ニーズに合わせたブランドの刷新

  • カスタマーサービスの問題点を改善し、より良いレビューを獲得

  • 他社に先駆け新製品を売り出す

  • 適切なタイミング、方法でのキャンペーン実施

ソーシャルリスニングはこうしたアクションを「一足先に」可能にします。競合他社はもちろん、時代をリードできるのです。

が、大変なのは会話の仕分け作業。日々無数の情報が行き交うソーシャルやウェブから有益な声を手作業で探し出すのは、至難の技です。

そこで、膨大な会話をリスニングし、有益な情報を見つけ出してくれるソーシャルリスニングツールが注目されているわけです。

海外のソーシャルリスニングツールを検索すると、大小様々なブランドがあることに驚かれるでしょう。管理機能もリスニング機能も万全なツール、管理機能は持たないソーシャルリスニングに特化したツールと様々な製品があります。

今回は、下記6社のソーシャルリスニングツールをピックアップし、その機能や価格を比較します。

  1. Statusbrew-手頃な価格でSNS&WEBをリスニングするならこれ

  2. Hootsuite-業界を代表するツール

  3. Sprinklr-広範囲なチャネルに対応

  4. Meltwater-リスニングツールの老舗 

  5. Brandwatch-大企業が導入

  6. Agorapulse-リスニング機能も備えた注目株

1、2、6は管理機能もリスニングも兼ね備えたツール。3、4、5はリスニング面が強いツールです。

毎秒のようにネット上に増えてゆく会話をリスニングして読み解くためには、それ相応の性能が必要です。そのため、リスニングツールのなかには高価格な製品が少なくありません。あなたに合ったリスニングツールはどれなのか、このブログを読んで探してみてください。

全6社 各ソーシャルリスニングツールの特徴

1.Statusbrew

はじめにご紹介するのはStatusbrewです。 絶対的な強みとして、日本語完全対応であること、そして、X(Twitter)、Instagram、Reddit、Threads、YouTubeのソーシャルリスニングに加え、世界中のブログ&ニュースのウェブリスニングが可能な点が挙げられます。

  • 会社概要 拠点:インド、アメリカ、日本 創立:2011年 日本語ローカライズ:対応 価格体系:月額¥15,000~(ユーザー5名、ソーシャルプロファイル10個) ソーシャルリスニング無制限プラン(プレミアムウェブリスニング込み)あり:65,000円(Xのみ従量課金制)

  • リスニングのカバー範囲 ①ソーシャルリスニング:X(Twitter)、Instagram、Reddit、Threads、YouTube ②ウェブリスニング:世界中の80,000を超えるブログやニュースサイト NewsAPIにより情報を収集し、。ソースは、BBC、CNN、TechCrunchなどのニュースサイト、ブログ、記事等です。(基本的には Google検索でヒットする記事のうち、提携している情報ソースに該当するものが取得対象。一方、Yahoo!知恵袋やnoteのようなユーザー生成型プラットフォーム(UGC)はNewsAPIの対象外です。) Statusbrewでは、ソーシャルリスニングはPremiumプランから、ウェブリスニングはEnterpriseプラン、どちらも可能な無制限プランと機能によって利用可能なプランが異なっています(後述の「価格」参照)。ご自身に必要な範囲でプランを選択することが可能です。

  • リスニング以外のソーシャル運用機能投稿機能:投稿グループ化、外部ユーザーも参加可能な承認ワークフロー、ユーザーが自由に定義できるデータ属性など、単なる予約投稿ツールにとどまらない機能を備えています。 ・エンゲージ:クロスチャネルの会話を一元管理できる受信箱、AIセンチメント、自動返信のルール化など必要な機能が揃っています。LINEやWhatsAppメッセージ、InstagramやTikTokのDM管理も同時に行えます。 ・レポート:255の指標、豊富なビジュアライゼーションやテンプレートレポートを通して得られる分析は、あなたの意思決定に必要不可欠です。 ・その他、BlueskyやMeta社のThreadsTikTokの予約管理も可能、SclackやMicrosoft Teamsといった主要なビジネスツールとのインテグレーションも可能です。

  • 価格 ソーシャルリスニング:Premiumプラン(¥35,000~) ②ウェブリスニング:Enterpriseプラン(価格は応相談) ③ウェブリスニング込みのソーシャルリスニング無制限プラン(65,000円)

プランに関係なく、X(Twitter)は従量課金制です。

StatusbrewはX以外のリスニングにも強い

X(Twitter)、Instagram、YouTube、Threads、そしてウェブ(ニュース&&ブログ)リスニングにも対応して、¥35,000で利用できます。

Statusbrewの特徴はリスニング範囲によって利用プランを選べること。けれど、リスニングの対象範囲は広ければ広い方が実用的なインサイトが得られるというものです。そこでStatusbrewでは、ウェブリスニング込みのソーシャルリスニング無制限プランを65,000円でご用意しています。この金額で、Instagram、Reddit、YoTube、Threads、ブログ&ニュースのリスニングが可能なのは大変お得です(Xのみ従量課金制)。

  • 実際の評判 Redditで「2025年、ベストなソーシャルリスニングツールは何?」という質問に、「Statusbrewは他のツールより手頃でおすすめ」 「適正価格で十分なリスニング機能あり」とのクチコミがあります。

  • Statusbrewのまとめ Statusbrewは、ソーシャルリスニングに加え、ブログ&ニュースのリスニングも可能、また優れた予約投稿やレポート機能を合わせても手頃な価格が魅力です。ソーシャルリスニングのみのPremiumプランで35,000円。しかもプロファイルは15個までというのも、他のツールにはない利点です。 また、Enterpriseプランまでは必要ないけれどリスニング機能はフルに活用したい、そんな場合は、ウェブリスニング込みのプレミアムリスニング無制限プラン(Xのみ従量課金制)65,000円という選択肢もあります。小規模なビジネスから大企業まで、納得して利用できるツールです。

2.Hootsuite

次にご紹介するのは、ソーシャルメディアマーケティングツールとして最も有名なHootsuite。このブログでも何度も取り上げています。

  • 会社概要 拠点:カナダ、ドイツ、オーストラリアほか(日本法人はなし) 創立:2008年 日本語ローカライズ:管理画面の日本語切り替え可能(ただしWEBサイト等の情報は日本語未対応)

  • リスニングのカバー範囲

    • Facebook、X、BlueSky、YouTube、Quoraなどのソーシャル

    • ポッドキャスト、ニュースサイト、ニュースレター、ブログ、フォーラムなど

    • 全プランで、画像、ロゴ、画像、動画に関するメンションも検出可能とのこと

ただし、利用できる機能はプランによって異なります

引用:https://www.hootsuite.com/platform/listening

Hootsuiteはソーシャルリスニング機能としてTalkwalkerを導入しています。 Talkwalkerは、2009年に設立されたHootsuiteとは独立したソーシャルリスニングツールです。モニタリングや分析、センチメント判別機能等を備えており、Talkwalkerそのものを利用することも可能ですが、HootsuiteではこのTalkwalkerをリスニング機能として導入しています。 リスニングは全プランで利用可能ですが、機能は制限され、より深い分析となるとEnterprise のユーザー限定のアドオンになるようです。Hootsuiteのサイトには、「アップグレードすると、Instagram、Facebook、X、Threads、LinkedIn、Reddit、BlueSky、YouTube、Quora、Mixcloud、Vimeo、Dailymotion、Pinterest、Ekşi Sözlük、Twitch、Disqus、Line、ポッドキャスト、ニュース Web サイト、ニュースレター、ブログ、フォーラム全体を監視できます。」 「Talkwalker搭載のHootsuite Listeningには、13ヶ月分の履歴データも含まれています。」とあります。優れた機能であることは間違いないでしょう。

引用:https://www.hootsuite.com/plans

  • リスニング以外のソーシャル運用機能 Hootsuiteはソーシャルメディアマーケティングツールを牽引してきた企業です。これまでブログで取り上げてきた通り、投稿やエンゲージメント管理、分析機能、どれをとっても充実しています。

  • 価格 Hootsuiteの難点はなんと言ってもその価格です。上記のブログでもわかる通り、製品のレベルもですが、価格もとにかく高い。基本的なリスニング機能はどのプランでも使えるものの、Talkwalkerの機能を充分に使いたいときはアドオンとなります。ところがこの追加料金がいくらなのか、情報がありません。

    ちなみにTalkwalkerのサイトにも、料金は掲載されていません。

    Talkwalkerは、「1億5,000万以上のソースと187言語にわたるデータを監視」するとされ、Hootsuiteがタッグを組むほどですから、その性能が素晴らしいことは言うまでもありませんが、それだけにアドオンの追加料金も高額だろうと容易に想像がつきます。

  • 実際の評判 ReddiでHootsuiteに対する生のレビューを検索してみると、「長所:包括的なマネジメントとリスニング、カスタマイズなレポート。短所:高い。基本プランでは限界がある」と見つかります。

    また、マネジメントツールとしての評価ですが、やはり「高額」というクチコミが並び、価格がネックなのは間違いありません。

  • Hootsuiteのまとめ リスニング機能はTalkwalkerを搭載しているだけあり優秀です。

    ただし、その機能をフルに活用したいとなればEnterpriseプラン、且つアドオンになるため高額です。料金が高いのに、日本語でカスタマーサポートを受けられないことから二の足を踏む方もいらっしゃるでしょう。Hootsuiteは、投稿管理からリスニングまで様々な機能を確実に利用し、予算も十分にあり、日本語サポートがなくても問題がない、そんな方にお勧めのツールです。

Hootsuiteのベスト代替品

Hootsuiteに代わる企業、代理店のためのソーシャルメディア管理ツールはStatusbrew

3.Sprinklr

3つ目は、統合CXM(Customer Experience Manegement)として有名なSprinklrです。

  • 会社概要 拠点:アメリカ、カナダほか、日本法人あり 創立:2009年 日本語ローカライズ:対応

  • リスニングのカバー範囲 Sprinklrの特徴は機能ごとに製品が4つに別れていることです。 ソーシャルリスニングはSprinklr Insightsの機能の1つ。 30超のソーシャルプラットフォームをリスニング可能でニュースやフォーラム、テレビや印刷物もカバーします。

    引用:https://www.sprinklr.com/jp/products/consumer-intelligence/social-listening/

下図の通りカバー範囲が幅広く、大規模なリスニングを行いたい大企業に適したツールです。 高度AIによるセンチメント分析、AIによる会話のグループ化も可能ですが、 高機能であるが故に、使いこなすのに時間や知識が必要ともされています。

引用:https://www.sprinklr.com/jp/products/consumer-intelligence/

  • リスニング以外のソーシャル運用機能 投稿管理はSprinklr Social、広告コメントのモデレーションならSprinklr Marketingと機能によって製品が分かれています。高機能なツールを組み合わせられる自由さがある一方、はじめからスイートで売り出されている製品の方が便利と思う方もいらっしゃるでしょう。ここは好みが分かれるところかもしれません。

  • 価格 WEBサイトには金額は明記されておらず、要問合せです。製品毎のタブがあることから、それぞれに料金がかかることが推測され、過去のブログでもご紹介した通り相当な予算が必要です。

  • 実際の評判 Reddit上にはツールを使いこなすためには、時間と知識が必要とのクチコミが多数ある点が気になります。

  • Sprinklrのまとめ リスニングツールとしての守備範囲の広さ、深さは確かですが、敷居の高さは否めません。相当なコストがかかることが予想されます。また、専門的なツールとして導入するにはふさわしい製品ですが、管理ツールとしても使いたい、チームメンバー全体で活用したい場合には、必ずしも賢い選択とは限りません。 リスニングの専用スタッフがいる、学習時間も確保できる場合には非常に頼もしいツールとなるでしょう。

4.Meltwater

Meltwaterは老舗のソーシャルリスニングツールです。日本法人があり問い合わせしやすいため、本格的なリスニングを希望する場合の有力な候補のひとつです。

  • 会社概要 拠点:ノルウェー、アメリカほか、日本法人あり 創立:2001年 日本語ローカライズ:対応

  • リスニング範囲 X、Facebook、Instagram、YouTube、Reddit、Pinterest、LINE、Snapchat、Twitchなど

(参照: Meltwater Help Center

引用:https://www.meltwater.com/en/blog/top-social-media-monitoring-tools

  • リスニング以外のソーシャル運用機能 カスタムダッシュボードやレポーティング機能も備え、センチメント分析、キャンペーン管理など豊富なソリューションが揃っています。が、やはりリスニング・モニタリングツールとして側面が強く、管理面の機能はやや劣ります。

  • 価格 料金は公開していませんが、日本語サイトでは4つのプランがあることが確認できます。また、これまでのブログでMeltwaterの価格を深堀しています。小~中規模の企業では費用対効果が低い可能性があり、その他気になる点(後述)があります。

  • 実際の評判  Redditには、「なぜMeltwaterはこんなに高いの?」というスレッドがあり、そこにはツール単体で$15,000~20,000、レポートで$7万以上という驚くべき数字が挙げられています。

    また、セールスに関するネガティブなレビューがあります(Redditではより直接的なクチコミも見受けられます)。

    引用:https://www.softwareadvice.com/marketing/sysomos-profile/reviews/

  • Meltwaterまとめ 日本語サイトがあり、導入事例も掲載されているので検討しやすいツールです。こちらのブログでもご紹介しているように、Meltwaterにはソーシャルリスニングというよりは、ニュースメディアのモニタリングツールという印象もあります。この特徴とご自身の目的がマッチする場合、有力候補です。一方で気掛かりなのは、高額なだけでなく、強気なセールスというレビューです。手軽にリスニングしてみたい方、コストを抑えたい方、また事業規模によっては他のツールを検討してみてもよいでしょう。

5.Brandwatch

Brandwatchも大手企業が導入していることで有名なソーシャルリスニングツールです。

  • 企業概要 拠点:イギリス、アメリカ、ドイツほか、日本では株式会社ブレインパッドが代理店となっています。 設立:2007年 日本語ローカライズ:対応

Brandwatchについてはこちらのブログでも紹介しています。左記はオリジナルの英語サイトをもとにした内容ですが、今回は日本代理店サイトをもとにまとめています。

製品やロゴは同じなのですが、販売代理店のカラーも反映されており、見比べるとオリジナルサイトとは異なった印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。 「導入から運用まで支援」してくれるのでサポート面にも期待できそうです。

  • リスニングのカバー範囲 Facebook、Instagram、X、Reddit、LinkedIn、Tumblr、YouTube、QQ、掲示板、Webニュース、社内保有データ、ブログ、レビューサイト(リスニング、リスニング以外に限らずThreads、Blueskyは未対応)

引用:https://www.brandwatch.com/products/listen/(こちらは英語サイトより)

  • リスニング以外のソーシャル運用機能 リアルタイム分析からコンテンツ管理まで様々な機能がありますが、投稿やエンゲージメント管理よりも分析・リーサーチの方が強いようです。

  • 価格 Brandwatchは高価なことで知られていますが、オリジナルサイト同様、料金の掲載はありません。ただ、英語サイトでは" Plans "というページがあり、3つのプランがあることが分かっています。一方、日本代理店のサイトには同様のページはありません。そのため、Brandwatchへ直接問い合わせる場合と、日本の販売代理店に問い合わせるのとでは、内容が違ってくる可能性もあります。

  • 実際の評判 Redditには、「Brandwatchの代替品を探す」というスレッドがあるほど高価です。年間1万ドル超のコストがかかるとのレビューもあります。

  • Brandwatchのまとめ Brandwatchは日本代理店があり、資料提供やセミナー開催などサポート体制が整っています。予算が十分にあり、手厚いサポートを求める方にとっては心強いでしょう。マイナス要素は、リスニングだけでなく、投稿管理面でもThreads、Blueskyに未対応であること。また高額ゆえに、どこまでの機能が必要で、実際に使いこなせるのかといった点を慎重に考慮する必要もありそうです。

6.Agorapulse

これまで中~大企業向けのツールが主でしたが、Agorapulseはどちらかと言うと中小企業向けの導入しやすい注目株です。

  • 会社概要 拠点:フランス 設立:2010年 日本語ローカライズ:未対応

  • リスニングのカバー範囲 Facebook、X、Instagram、ウエブとブログ 最大24ヶ月の履歴データへアクセス可能

    引用:https://www.agorapulse.com/features/social-media-monitoring/

  • リスニング以外のソーシャル運用機能 一元管理可能な受信トレイ、マルチチャネル対応の投稿管理、その他レポート機能など、ソーシャル運用にとって必要なものがまとまったオールインワンツールです。

  • 価格 WEBサイトに価格が掲載されています。 リスニングはStandard~でアドオンで$100/月額

  • 実際の評判 高額なツールの代替案として名前が挙がることが多いAgorapulseですが、「受信トレイとレポート」の性能が少し気になるという声もあります。

  • Agorapulseのまとめ 価格が掲載されているので安心感があります。事業規模を問わず経済的にリスニング可能です。ただし、対応チャネルは限られてしまうので、これからソーシャルリスニングを始めたい方向けと言えるでしょう。また、リスニング以外で必要な機能も踏まえると、他社のツールの方が費用対効果が大きくなる場合があるかもしれません。

番外編 日本国内のリスニングに適したSocial Insight

外資系のソーシャルリスニングツールを取り上げてきましたが、ここで日本企業の製品もご紹介します。

Social Insightは日本語のテキストマイニングに優れた製品です。特に、キャンペーン機能の評判が高いツールであもります。

  • 会社概要  拠点:日本 設立:2005年(2010年Social Insightリリース)

  • リスニングのカバー範囲 Instagram、X(Twitter)、Facebook、YouTube、TikTok、LINE、note、Pinterest、Threads、mixi、LinkedIn、Bluesky ※未対応:Reddit 

 口コミ分析(特定キーワードやハッシュタグに関する情報を収集。CSVでデータをDL可能)やアカウント分析(ユーザーの傾向等を分析し、視覚化も)といった機能を揃えています。noteやmixiを抑えているので、ニッチな情報も把握できそうです。

  • リスニング以外のソーシャル運用機能 投稿管理(Facebook、Instagram、Xのコメント一元管理)などのベーシックな機能に加え、Social Insightで有名なのがキャンペーン実施機能です。例えば、リポストして応募した人へプレゼントするキャンペーンを実施し、応募者管理、抽選作業、当落の連絡、結果レポートまで作成できる優れものです。

  • 価格  ビジネス版、エンタープライズ版、2つの料金プランがあるとWEBサイトに記載されていますが、金額は明記されておらず、問い合わせてはじめて確認きるようです。

  • Social Insightのまとめ  日本ならではのソーシャルメディアにも対応し、日本語のテキストマイニングに優れています。カスタマーサポートも安心して利用できます。その反面、海外オーディエンスの反応をキャッチしたい企業にとっては、Redditをカバーしていないのが弱点でしょう。

5社 vs Statusbrew リスニングツールとしての比較

センチメント判別やレポートなど、ソーシャルリスニングツールとしての機能性を測る指針はいくつもありますが、最も気になるであろうリスニング対応チャネル、そして価格を表にまとめました。

Instagram

X(Twitter)

Facebook

Reddit

YoTube

Threads

ブログ&ニュース

その他

価格掲載の有無

Statusbrew

〇(複数プランあり)

Hootsuite

Blueskyなど

×(リスニング機能をフルに使うにはアドオン必要)

Sprinklr

Twitchなど

×

Meltwater

ポッドキャストなど

×

Brandwatch

Tumblrなど

×

Agorapulse

〇(プランに関係なくリスニングはアドオンで$100/月)

次の4つの要素で比較検討してみましょう。

  1. 対応チャネル  リスニング対象となるチャネルの豊富さでは、Hootsuite、Sprinklr、Meltwaterが群を抜いています。「その他」の欄に入りきらない多数のチャネルから情報を収集できます。

    その点、Agorapulse、Statusbrewは劣りますが、リスニングの実施規模によっては、コストパフォーマンスに優れていると言えます。また、StatusbrewはThreadsをカバーしている点が魅力です。Brandwatchは、リスニング面でも管理面でもThreads、Bluesky未対応であるのが、場合によっては弱点となるでしょう。

  2. 価格 次に価格面です。リスニングツールは高価な製品がほとんどです。そのため、ツールを選ぶ側にとって最も安心できるのは、公式サイトで価格が公開されていることですが、それはAgorapulse、Statusbrewの2社にとどまります。Hootsuiteは価格は掲載されているものの、アドオンの追加料金は公開していません。

  3. 性能 あなたの目的にとって、そのツールは適切ですか?Sprinklrは場合によってはスペックが高すぎると指摘されています。あなたのチームに使いこなせる人がいるのか。どれだけリスニングに時間が割けるのかといったことも重要なポイントです。問い合わせするときは、ツールの性能と使いやすさについても確認してみましょう。

  4. リスニング以外の機能 全要素をコンプリートする必要があればHootsuite。リスニング特化であればSprinklr。リスニングも、管理ツールも可能な範囲で欲張りたいのであればStatusbrew。というように、リスニング以外の機能をどこまで求めるのかによっても選択肢は変わってきます。

Statusbrewの使いやすさ

まだどのツールが良いか迷われている方にこそ知っていただきたいのが、Statusbrewです。

  • あまりに幅広いチャネル、高性能過ぎるツールは、使いこなす時間も自信もない。

  • 予算には限りがあるし、コスパも重視したい。

  • 困ったときには日本語でサービスを受けたい。

  • せっかくツールを導入するなら、リスニング以外の機能も使ってみたい。

Statusbrewは、ソーシャルリスニングを含めても、35,000円~からご利用いただけます。

・Instagram、Reddit、Threads、YouTubeのソーシャルリスニングが可能なPremiumプランは35,000円

・ソーシャルリスニングにプラスして世界中のブログ&ニュースのウェブリスニングが可能なEnterpriseプランは応相談

・Enterpriseプランまでは必要ないけれど、ソーシャルだけでなくウェブリスニングも可能な無制限リスニングプランは65,000円

 X(Twitter)のみ従量課金制です。

このように目的に合ったプランが選べ、価格も明確です。

これからリスニングを始めたいという方はもちろん、よりコストパフォーマンスが高いオールインワンツールへ乗り換えたいと考えている方にもおすすめできます。

Agorapulseも素晴らしいツールです。プランによってはStatusbrewより安価にリスニング機能が利用できます。しかし、日本語対応がないこと、Statusbrewと同等の投稿や分析機能を求める場合、35,000円をオーバーする可能性があること。また、ソーシャルプロファイルの上限が10個(以降、追加料金発生)なのを踏まえると、Statusbrew(プロファイル15個まで)の方がお得感があります。

しかも海外オーディエンスの本音をキャッチできるRedditのリスニングができる点も大きな魅力です。

まとめ

2025年最新版のソーシャルリスニングツール6選をご紹介しました。気になるツールは見つかりましたか? それぞれの製品はあなたの目的や予算に応じて強みを発揮します。 繰り返しになりますが、ソーシャルリスニングツールは基本的に高価です。どんなツールが良いか、このブログも参考に、是非じっくりとご検討ください。 迷われている方は、リスニング機能を備えた手頃なツールから始めてみてはいかがでしょうか。 ソーシャル&ウェブリスニングを通して得られる実用的なインサイトは、他からは得難いものです。つまりリスニングを継続する可能性が高いのですが、そうなるとランニングコストも考慮しなくてはいけません。

ツール選びでお悩みの方、Statusbrewが気になっているけれどどのプランが良いのか分からない方はどうぞお気軽に右下のライブチャットからお声がけください。日本チームがご相談に乗ります。