プランナーボード(応用編)
プランナーボードの活用例(応用編)
今回は、以前ご紹介したプランナーボードの基本的な使い方から発展し、より具体的な活用方法をご案内します。
承認ワークフロー
コンテンツを管理するためにも、チームのアクティビティを管理するためにも肝心なもの、それは承認作業です。他の業務に集中するあまり承認するのを忘れてしまったり、誰に承認権限があるのか分からないままコンテンツが宙に浮いてしまっていたり、そんな問題を解決するのがStatusbrewです。
Statusbrewでは、ユーザー自身が自由に定義したデータ属性をコンテンツに紐づけ、フィルタリングすることが可能です。承認者向けの管理画面や、承認を受けコンテンツを修正するクリエイター用の画面など、それぞれにカスタマイズしたボードを提供します。
ケース1:承認者用のボード
まずは、データ属性を作成しましょう。設定から、「カスタムフィールド」をクリックし、属性名は「優先、緊急」、チェックボックスタイプを選び、エンティティ「投稿」という内容で作成します。
投稿を作成する際、上記のデータ属性を設定します(あるいは、予約済みの投稿に追加します)。
次に、プランナーから、新しいボードを作ります。ボード名は「承認管理」とし、必要なデータソースを選択。フィルターは、ステータス「承認待ち」を追加します。
ボードが出来たら、その中に下記4つのセクションを追加します。
①優先度の高いセクション(フィルターで「優先、緊急is True」と設定) ②~④承認1~3(各承認段階に応じたメンバーでフィルタリング)

これによって、自分が担当するソーシャルプラットフォームのすべての承認待ちコンテンツを把握し、優先度が高い案件へすぐにアクセス。承認段階の各状況も確認できます。
ケース2:クリエイター用ボード
承認が却下された場合、クリエイターはコンテンツを修正する可能性があります。そこで、承認に関連するクリエイター用のボードも作ってみましょう。
今回は既存のデータ属性を活用するため、早速ボードの作成から進めます。プランナーから、ボードを作成。名前は「コンテンツ修正予想」とし、フィルターはステータスで「承認待ち」を選択します。
ボードが出来たら、その中に下記2つのセクションを作成します。
①承認待ち:自分に関係しているチームメンバーを承認者としてフィルタリング。また自分が担当する投稿種類を選択します。それによって、もし却下された場合、自分で修正する可能性があるコンテンツが抽出されます。
②自分が承認:これは自分が承認する必要がある案件です。後輩が作ったコンテンツを確認し、もし却下した場合には、一緒に修正する。そんなケースに備え、承認者=自分としてフィルタリングします。

このボードで、あらかじめ状況を確認しておけば、急な修正依頼にも慌てずに済みます。
キャンペーン管理
キャンペーンの周知において、ソーシャルメディアが果たす役割はとても大きなものです。瞬く間に情報が広がるかわり、企業側は次から次へと新しい企画を打ち出さなくてはなりません。そのため、複数のキャンペーンが同時に走っていることも少なくないのではないでしょうか?
Statusbrewでは、今後、キャンペーン管理機能をさらに充実させる予定ですが、ここでは現在の機能を使った管理方法の一例をご紹介します。「季節ごと、進行ステータスごとにキャンペーンを把握したい。キャンペーン完了後に、レポートを作成する場合があるため、それも忘れないようにしたい」という場合の、プランナーボードの活用方法を考えてみましょう。
設定から、「カスタムフィールド」をクリックし、下記2つのデータ属性を作成します。どちらも「選択」タイプを選び、エンティティは「投稿」とします。
①キャンペーンの進行状況(選択肢:準備中、完了など) ②キャンペーン(選択肢:季節ごと)

投稿を作成する際、上記のデータ属性を設定します(あるいは、予約済みの投稿に追加します)。これで、投稿とデータ属性の紐づけが完了しました。
次に、予約プランナーから、キャンペーン管理用のボードを作成します。関連するデータソースを選び、上で追加したフィルターを追加します。
ボードが出来たら、その中を分類します。下記4つのセクションを作成します。
①春・夏(準備中/実施中) ②秋・冬(準備中・実施中) ③完了(季節問わず完了したキャンペーン) ④レポート作成(完了したキャンペーンで、レポート提出が必要なもの)

以上の手順により、各セクションではそれぞれの属性に該当するデータが抽出されます。乱立しているキャンペーンを分類し、次にとるべきアクションが明確になります。さらに、キャンペーンのターゲット層や担当チームごとで分類したり、コンテンツ作成管理用のセクションを追加するものよいでしょう。
Statusbrewのプランナーボードは、あなたのアイディアで次第で、どんどん使い勝手の良いマネジメントツールになります。また、あなたのクリエイティビティを十分に発揮いただけるような追加機能も開発中です!
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プランナーボードのベストプラクティス(このページより、さらに具体的な例をご紹介しています)