投稿詳細ビューとデータの更新頻度
Statusbrewは各ソーシャルネットワークの API と同期することでデータを取得しています。 ただし、各ネットワークによって データが更新される頻度や期間 は異なり、ネイティブ(各SNSアプリ/管理画面)との間に短い遅延や差異が発生することがあります。
こちらの記事では、ネットワーク別のデータ更新ルールと、投稿詳細ビューでの反映について説明します。
データ更新とは?
各ソーシャルネットワークは独自の「データ更新スケジュール」を持っています。
ネイティブアプリではほぼリアルタイムに近いですが、Statusbrewのような外部ツールはAPIを介するため、更新に遅延が発生します。
特にコンテンツデータ(投稿単位のインサイト)は「公開をトリガー」と「エンゲージメントをトリガー」にした更新サイクルで管理されています。
チャネルデータ(プロフィール全体)の更新頻度
すべてのネットワークで、24時間ごとに1回(午前7時 UTC) 更新されます。
YouTube だけは 36〜72時間の遅延 が発生します。
投稿インサイトの更新頻度
多くのネットワークでは以下2種類のスケジュールが同時に走ります。
投稿の公開
エンゲージメントの発生
Instagramを例に考えてみると、投稿の公開がトリガーとなる場合、下記のようにデータ更新されます。
例:投稿の公開 > 15分後、初回のデータ更新 > >2時間後 > > > 3日後 > > > > >14日後

一方、エンゲージメント(いいね、コメントなど)がトリガーとなった場合の更新は、下記のようになります。
例①:エンゲージメント発生 > 60分後、初回のデータ更新 > >2時間後 > > > 7日後 > > > > >180日後
例②:Instagram の場合
公開から14日間 → 頻繁に更新
初回エンゲージメント発生後 → 最大180日間更新継続
最後のエンゲージメントが14日目に発生した場合、最終更新は194日目
Instagramのデータ追跡期間は、投稿公開から14日間です。そのため、最終の14日目にエンゲージメントを獲得した場合、最終的なデータ更新はそこから180日後(14日+180日=194日目)となり、その時点でデータ収集は完了します。
ネットワーク別のデータ更新ルール
前述の通り、各ネットワークによりその更新頻度は異なります。
Instagram投稿は、公開の15分後に最初の更新が実施されます。更新はその後14日間、異なる間隔で実施されます。
Instagram投稿は各エンゲージメントの発生から60分後に新しいデータに更新されます。その後、異なる間隔で180日間更新を継続し、新規エンゲージメントは14日間、追跡されます。
Instagram投稿のライフタイムデータ収集は、投稿の公開後、194日で完了し、その後は収集されません。
Instagramストーリーズのデータ更新は、公開から25時間後に1度、実施されます。
Facebook投稿は、公開の15分後に最初の更新が実施されます。更新はその後14日間、異なる間隔で実施されます。
Facebook投稿は各エンゲージメントの発生から150分後に新しいデータに更新されます。その後、異なる間隔で28日間更新を継続し、新しいエンゲージメントは無期限で追跡されます。
Facebook投稿のライフタイムデータ収集は、最新のエンゲージメントの発生後、28日で完了し、その後は収集されません。
注意:Facebookのペイドメトリクスは、広告アカウントを接続している必要があります。一度広告アカウントを接続すると、過去720日間のペイドに関するデータがバックフィルされ、その後は上記のガイドラインに従って更新されます。
X (Twitter)
X (Twitter)投稿は、公開から15分後に最初のデータ更新が実施されます。その後、異なる間隔で、少なくとも1日に1度、30日間、更新が継続します。
投稿のライフタイムデータ収集は、公開後30日で完了し、その後は収集されません。
TikTok
TikTok投稿は、公開の4分後に最初のデータ更新が実施されます。その後、公開の5時間後に再度更新されます。
TikTok投稿は各エンゲージメントの発生から4分後に新しいデータを更新し、365日間、新しいエンゲージメントを追跡します。
TikTokのライフタイムデータ収集は、公開後365日で完了し、その後は収集されません。
Pinterestは各チャンネルのピンの合計数に基づいて、独自のスケジュールで更新されます。
2週間以内に公開されたピンは、5分おきに更新されます。
2週間以上前に公開されたピンは、1時間あたり4,000ピンのペースで新しいデータに更新されます。例えば、あなたのチャンネルに、16,000ピンある場合、4時間おきに1度のペースでデータが更新されます。
LinkedIn投稿は、公開から20分後に最初の更新が実施されます。その後更新は、30日間、20分おきに繰り返されます。
LinkedIn投稿は、公開から30日を経過すると、2年間に渡って、1日に1度データ更新されます。
LinkedIn投稿のライフタイムデータ取得は、公開後2年で完了し、その後は取得されません。
YouTube
YouTube投稿は新規アクティビティの発生から4日後に新しいデータに更新されます。「アクティビティ」には、高評価、低評価、コメント、視聴回数が含まれます。
YouTube投稿は、公開後、2年間に渡って新規アクティビティを監視します。
YouTube投稿のライフタイムデータ取得は、投稿から2年で完了し、その後は取得されません。
注意:この4日間の遅れはYouTubeのAPIによるもので、Statusbrewにデータが届くまで72時間を要します。
データの手動再同期
各SNSのデータは、これまで紹介した各更新頻度に従って自動更新され、手動で更新することはできません。ただし例外があります。
それがインサイトの再同期です。
投稿は公開されてから日が経つにつれ、エンゲージメントが減少し停滞する傾向があります。その一方で、リーチ数やインプレッション数といった、少しずつ増加し続けるメトリクスも存在します。しかし、データは新しいエンゲージメントが発生しない限りStatusbrewに同期されないため、ネイティブのレポートとStatusbrewのレポートに差異が生じてしまいます。
これを回避するため、手動でのインサイトデータの再同期が可能です。
手順は下記の通りです。
Statusbrewのダッシュボードから、プランナーを選択し、再同期したい公開済みの投稿をクリックします。
右側に投稿の詳細画面が表示されます。インサイトのセクションには、データの最終取得日が表示されています。その右隣にある再同期をクリックします。
クリックすると画面の下方に「インサイトデータが正常に更新されました。」というメッセージが出ます。最終取得日が「数秒前」になり、最新データに更新されます。
投稿詳細ビューとの関連
投稿詳細ビューでは、上記の更新ルールに従って 常に最新のメトリクスが反映 されます。

例えば
Instagram 投稿 → 公開直後は数分ごとに反映、その後もエンゲージメントがある限り180日間更新
Facebook 投稿 → 最終エンゲージメントから28日後に更新終了
LinkedIn 投稿 → 公開から2年間更新
これにより、古い投稿でも「追加入力(いいね/コメントなど)」があれば再度数値が更新される仕組みです。
よくある質問
Q. ネイティブ(Instagram アプリなど)と数字が違うのはなぜ? A. APIの更新サイクルや遅延によるもので、通常の挙動です。
Q. 古い投稿の数値はもう更新されない? A. 各ネットワークの「最終更新期間」を過ぎると更新は止まります。Instagram は最長194日、LinkedIn は2年など。
Q. 自分で更新を強制できる? A. 手動リフレッシュで問い合わせは可能ですが、SNS側が更新していなければ値は変わりません。