レポートのデータ選択期間とは?
レポーティングピリオド(レポートのデータ選択期間)とは、ソーシャルメディアのパフォーマンス分析を特定のデータソースのもとに行いたいとき、選択する日付範囲のことを指します。選択された特定の期間のデータに基づくインサイトや分析指標は、その期間におけるアクテビティそのものを反映するので、パフォーマンスを追跡しトレンドを見極めるのに役立ちます。
例えば
月曜日に投稿を公開し、週末の日曜日までに合計450のリアクションを獲得したとしましょう。週全体をレポート期間として選択すると、下のように各曜日の内訳が表示されます。

では、月曜日から火曜日という短い期間を選択した場合はどうなるでしょうか?リアクション数は、月曜日の120と火曜日の90で合計210です。つまり、レポート期間を設定することで、より細かく分析対象を絞り込むことができます。
特定の期間に照準を合わせることで、エンゲージメントやトレンドの分布が明確になり、ソーシャルメディア戦略の分析や調整も容易になります。
レポーティングピリオドの変更方法
レポート画面の右上にある「期間範囲を選択」をクリック。
カレンダーが表示されるので、希望の期間を設定し、「適用」をクリックすれば変更完了です。
期間のオプション
昨日
過去7日間
過去30日間
今月:現在のカレンダーの1日からその日までが対象
先月:前の月1ヶ月が対象
カスタム:期間を自由に設定可能
比較期間
レポートでは、異なる期間のデータを比較することも可能です。
先行:選択した期間と同じ範囲の直近の期間(例:直近7日間を選択した場合、その前の7日間と比較します)で比較します。デフォルトでは先行に設定されています。
カスタム:自由に希望する期間を設定し比較します。フレキシブルに設定できるため、必要に合わせた的確な内容のレポートを入手できます。
年や月を変更する場合は、 や、 をクリックしてください。
比較期間を設定しない場合は、デフォルトでチェックを外してください(デフォルトではチェックが入っています)。
ライフタイム vs レポーティング期間
Statusbrewのレポートのデータ収集方法には、ライフタイムとレポーティング期間という2つのデータ収集方法があり、それぞれ異なった視点でコンテンツの分析が可能です。それぞれの手法には明確な違いがあるため、同じ期間の同じ分析指標に基づくレポートであっても、それぞれにメリットがあることに気がつくでしょう。ライフタイムは主にあなたが行った仕事を、レポーティングピリオドはオーディエンスのアクティビティを表します。
レポーティング期間
このページの初めでお話ししたように、選択された日付範囲におけるアクティビティを映し出す手法がレポーティングピリオドです。これは選択した期間に基づく静的なデータセットで、あなたのプロファイルに公開されたすべての投稿を含めることができます。

ライフタイム
ライフタイムは、選択された日付範囲のなかで公開された投稿に基づく情報を映し出すもので、ローリング合計になります。投稿のすべてのパフォーマンスを反映し、そのなかには期間内・外すべてのアクティビティが含まれます。そのため、レポーティングピリオドにくらべると動的です。投稿に関するすべての分析指標は、その投稿が公開された日に基づいています。

例えば、月曜日に投稿を公開し、日曜日まで344のリアクション数を獲得したとしましょう。
一週間の分析をレポーティングピリオドで行うと、月曜日86、火曜日71……というふうに各日のリアクション数を知ることができます。それら7日分のリアクション数を合計すると344になります。

では、ライフタイムというレンズを通して同じ投稿について測定するとどうなるでしょうか?ライフタイムでは、その投稿が公開された日に帰属するライフタイムアクティビティ(つまり、この投稿に関する全てのアクティビティ)が反映されます。この場合、344のリアクションは投稿された日である月曜日に帰属し、火曜日から日曜日にはリアクションがないということになります。

また、仮に月曜日から火曜日と期間を狭めた場合、レポーティングピリオドに基づくと月曜86+火曜71で合計157となりますが、ライフタイムの場合は投稿日である月曜日に帰属するライフタイムアクティビティが反映されるので344のまま(火曜日のリアクション数はなし)です。
その他
ライフタイムデータは、「リールのみ」「オーガニックのみ」「投稿動画のみ」というように、投稿をフィルタリングするあらゆる方法で、フィルタリングすることができます。
以前の日付の投稿でバイラルした投稿があっても、その公開日がその後のレポートの日付範囲に含まれていない場合、ライフタイムの手法を用いてアクティビティの急上昇を発見する方法はありません。
ライフタイムは投稿ごとの平均値を算出します。
・Statusbrewでは、投稿メトリクスごとの平均を算出するため、合計のメトリクス値を投稿数で割ります。ライフタイムを用いますが、これは分母となる投稿の数(指定された日付範囲内に公開された投稿数)が明確なためです。(仮にレポーティングピリオドを使うと、これまでに公開された投稿数が分母となるため、意味のある平均値とはなりません)
ライフタイムの値は、時間の経過とともに更なる分析指標を得ることで変化します。そのため、レポートを再実行すると前回のレポートとは異なった数値が出る可能性があります。
・例えば、1月分の全投稿に関するレポートを2月1日に作成し、2月5日に再実行したとします。1月の投稿が、2月2日~5日に「いいね!」を獲得した場合、レポートは2月5日に再実行されているので、「いいね!」の数は1月のレポートより多くなってしまいます。より正確な前月比を得るために、レポートは毎月同じ日に実行することをおすすめします。