日本の皆さん、こんにちは。SNS管理・リスニングツールのStatusbrewです。 現在、Social Insightを利用されていらっしゃる方は少なくないのではないでしょうか? そう、ご存知の通り、Social Insightとは日本企業によるSNSのための運用ツールです。 日本製品の利点としてまずイメージするのは安心感や信頼感。機能だけでなく、使いやすさやサポートも期待して選ぶ方が多いと思います。 ところが、この記事を読んでいるということは……他の製品も気になっているのかもしれません。 そこで今回は、日本を代表するSNS運用ツールであるSocial Insight、そして外資系ツールですが日本向け対応もバッチリなStatusbrewを徹底比較します。 初めてのツールをお探しの方にも、より便利な製品を探しているという方にとっても、この記事は参考資料としてお勧めです。

SNS運用ツ-ルSocial InsightとStatusbrewの基本情報

Social Insight

Social Insightとは、株式会社ユーザーローカル(2005年有限会社ユーザーロカールとして設立)が、2012年にリリースしたソーシャルメディア分析ツールです。東京に本社を置く、日本の企業です。

最初にリリースされたのは、アクセス解析ツールの「Use Insight」(2008年)。その後、2012年の「Social Insight」を経て、サポート業務支援チャットボット「Support Cgatbot」、2023年法人向け生成AI管理ツール「User Local ChatAI」をリリースしています。その他、メディア解析ツール「Media Insight」もリリースし、経営理念に「ビッグデータ×人工知能で世界を進化させる」を掲げていることからも、SNSに特化しているというよりは、最先端のIT技術を駆使して様々な解析を行い、ユーザ―目線のインサイトを提供したり、業務効率化をサポートすることを大切にしている企業という印象です。 機能は主に4つ。口コミ分析、SNSアカウント分析、投稿予約管理、SNSキャンペーンです。なかでも、応募者データの管理からキャンペーン後のレポートまで対応可能なキャンペーン機能が人気を集めています。 ユーザーには、国内の有名企業が名を連ねています。

Statusbrew

Statusbrewは、2011年インド(北部にあるアムリトサル)でTwitter(X)の管理アプリである「Unfollowers」から出発しました。現在の拠点は、本社があるインドのほか、東京、カリフォルニア、プラハの4つです。

アプリ「Unfollowers」は2014年にはTwitterフォロワー管理アプリ市場でNo.1を達成。その後、SNSというめまぐるしく変遷する市場に合わせ、大規模な企業や多店舗を持つ事業者にも適応可能な、高機能・多機能なルーツへと進化を遂げました。

Statusbrewのミッションは、「ブランドと消費者が「つながり」を強化するプラットフォームの支援」そして「ユーザーが気がつかないブランドの危機をキャッチすること」。最重要事項に、「エンゲージメントの強化」と「ブランドの評判」を挙げています。 出発点がTwitter(X)の管理アプリであることからも、SNSユーザーとブランドとの「つながり」の場であると考える、SNSに特化したツールと言えるでしょう。 機能は主に4つ。投稿管理機能エンゲージ機能レポート機能、リスニング機能です。予約投稿から、X(Twitter)ほか複数のプラットフォームで可能なリスニング機能まで、SNSを運用するうえで必要不可欠な機能が揃っています。 ユーザーは、アメリカ、ドイツ、イギリス、カナダ、次いで日本となっており、海外だけでなく日本でも活用されている世界的なツールです。

Social Insight vs Statusbrew各機能を比較

ここからは、Social InsightとStatusbrewを具体的に比較してみましょう。実はこの2つを単純に比較することはできません。Social Insightはリスニング・分析リスニングツールとしての側面が強く、一方Statusbrewはリスニング機能も含めた多機能ツールです。 そこでまずは、機能別に比較することから始めましょう。

1. 機能別に比較

①リスニング機能

1. 対応しているSNS

対応しているSNSの種類ではSocial Insightがリードしています。

SNS

Social Insight

Statusbrew

Facebook

Instagram

X(Twitter)

TikTok

YouTube

LINE

LikedIn

△(SNSアカウント分析のみ)

Bluesky

△(SNSアカウント分析のみ)

Threads

Pinterest

△(SNSアカウント分析のみ)

Googleビジネスプロフィール

Reddit

ブログ&ニュース

note

掲示板やQ&Aサイト

RSS

2. リスニング機能の中身

Social Insight:機能は大きく分けて2つあります。その機能によって、対応しているSNSが異なります。

クチコミ分析(傾聴):複数のSNSプラットフォームを横断的に、ツイート数や配信件数を確認したり、ユーザーの性別や年齢、地域などを分析することができます。

また、炎上リスクの監視や、そのアラートを受信できる機能もあります。

参考:https://sns.userlocal.jp/functions/listening/

SNSアカウント分析(ファン分析):多用されているキーワードの分析や、エンゲージメントが活発になる時間帯の分析など、SNSユーザーの属性や活動をテキストマイニングおよび視覚化します。

参考:https://sns.userlocal.jp/functions/fan_analytics/

Statubrew X(Twitter)、Instagram、Reddit、YouTube、Threadsの5つのソーシャルとブログ&ニュースのウェブ、両方に対応しています。特定のキーワードでSNS上の会話をモニタリングし、その結果をレポートで可視化。炎上リスクを検知したり、業界トレンドを把握することができます。

特定のキーワードを設定して、沢山の会話からあなたのビジネスに重要なインサイトを探し当てます。AND検索や" "といった検索オペレーターを活用することも可能です。 Stausbrewは、Social Insightのようにリスニング機能のなかに分析機能が内包されているのではなく、独立したレポート機能がモニタリング結果を分析します。(詳しくは後述)。 このStatubrewには独立したレポート機能がある一方、Social Insightがにはリスニング機能にレポート・分析機能が含まれているということが、両者の比較を複雑にしています。 3. SNSキャンペーン管理

Social Insight Social Insightのなかで人気なのが、このキャンペーン管理機能です。X(Twitter)、Instagramのキャンペーンに関する様々な業務を担います。

・応募者の管理や連絡 ・抽出作業 ・レポートの作成 が可能です。キャンペーンを頻繁に行う企業様にとっては便利な機能です。

参考:https://sns.userlocal.jp/functions/campaign/

Statubrew StatusbrewにはSocial Insightと全く同様のキャンペーン管理機能はありませんが、管理機能は充実しています。キャンペーンに関するキーワードでリスニングし、その反響を調べたり、投稿にタグ付けしたり(タグも自由に作れ、一覧で表示される)、Statusbrewの特徴の1つであるカスタム属性フィールド(タグより詳細なフィルタリングを可能にするもの)を設定したり、UTMトラッキングパラメータを活用することで、丁寧にキャンペーンを追跡し、よりスムーズに実施することができます。 【リスニング機能の評価】 Social Insight:★★★★★ Statubrew:★★★★☆ Social Insightの強みはなんと言っても対応しているSNSプラットフォームの豊富さです。また当選者の抽出も可能なキャンペーン管理機能は非常に便利です。一方、リスニングの分析機能については、主要指標やカスタマイズ性がどの程度なのか確認することはできませんでした。 StatubrewはSocial Insightが未対応のRedditに対応しています。これは、海外オーディエンスを抱える方には魅力的です。また、充実したレポート機能があるため、詳細なデータを入手し、それをメンバーやクライアントと共有することも可能です。が、対応プラットフォームの数はSocial Insightに比べると遅れをとっています。

②投稿管理機能

SNS

Social Insight

Statusbrew

Facebook

X(Twitter)

Instagram

TikTok

Threads

YouTube

LinkedIn

Googleビジネスプロフィール

Bluesky

Pinterest

Social Insight ・対応SNSは5つにとどまりますが、予約投稿、承認ワークフローなどの機能が揃っています。複数アカウントをチームメンバーで一緒に管理することも可能です。 ・シンプルなカレンダーで進捗状況を把握することができます。 ・顧客やオーディエンスからのメッセージ等の管理(Stausbrewにおけるエンゲージ管理機能)はこの投稿管理機能に含まれます。 Statubrew ・様々なSNSへの投稿が可能です。X(Twitter)TikTokで予約投稿したり、Instagram で最適な時間に投稿したり、Blueskyにも対応済みです。 ・承認ワークフローも完備。Stausbrewのアカウントを持たない社外のステークホルダーにワークフローに参加してもらうことも可能なので、安全で質の高いコンテンツの公開を維持し、さらなるリーチが望めます。 ・コンテンツカレンダーはシンプルながらもフレキシブルです。好みに合わせた表示形式や、フィルタリングして特定のSNSの予定だけを反映させたカレンダー(プランナーボード)も作成できます。 ・多店舗展開している企業様向けの投稿グループ化の機能もあります。 【投稿管理機能の評価】 Social Insight:★★★☆☆ Statubrew:★★★★★ Social Insightの投稿機能は基本的な内容にとどまっている印象です。エンゲージ機能が投稿機能に含まれていることからも、やはりSocial Insightの強みはリスニング機能にあると言えるでしょう。 一方、Statubrewは、予約投稿可能なSNSの種類、柔軟な承認ワークフロー、投稿グループ化やカスタム属性といった様々な機能からもわかる通り、カスタマイズ性が抜群です。守備範囲が広い予約投稿管理が可能という点でStausbrewがリードしています。

③エンゲージ機能

エンゲージ機能と、次のレポート機能については、Stausbrewの主な機能をご紹介します。上記でお話した通り、Social Insightのエンゲージ管理機能は投稿管理機能に、レポート機能はリスニング機能に含まれているからです。 エンゲージ機能は、カスタマーサポートに直結するSNS管理・分析ツールの要です。顧客への返信コメントひとつで、ブランドの評価を高めることも、炎上にもつながります。それゆえ、スムーズで適切なカスタマーサポートにとって強い味方となる機能が欲しいところです。 Stausbrewのエンゲージ機能は、LINE、Facebook、TikTok、GoogleビジネスプロフィールReddit など全部で14種類のSNSチャネルに対応しています。複数のSNSのあらゆる会話を1つの受信箱で一元管理できる点がStatubrewの特徴です。 ・AIセンチメント判別コメント監視や会話のアサインなどの自動化 ・炎上リスクの監視や通知 ・10以上の言語への翻訳 ・返信コメントのAIアシスト ・返信のダブり防止 などの様々な機能を通して、適切かつ効率的なカスタマーサポートを実現します。

④レポート機能

Stausbrewでは、現在255の指標を提供しています。例えば、広告、クチコミ、競合他社との比較など、複数のSNSを横断して分析することが可能です。 特に、競合他社の分析については、競合他社のアカウント上限なしの追加無制限プランがあり、競合に関する指標は全部で18(プロフィールと投稿、2つのカテゴリで、フォロワー数、コメント数、シェア数などを追跡)と力を入れています。 また広告分析にも強く、Meta・LinkedIn広告のクリック数、CTR、CPA、CPMなど合計で19の指標を取り入れています ・255の指標(リーチ数、エンゲージメント率、競合投稿クリック数、広告コンバージョン数など) ・データの視覚化(棒グラフ、円グラフ、ヒートマップなど複数) ・詳細なフィルター(日別、キャンペーン別など無限の切り口) ・初めてでも使いやすいレポートテンプレートも提供(ゼロから作成する必要なく、しかもカスタマイズは可能。SLAを測るインバウンド分析レポートや、Sprout Social社の代替レポートなど多数) 【エンゲージ、レポート機能の評価】 Social Insightには独立したエンゲージ機能とレポート機能がないため、両者を比較することはできません。Statusbrew単体の評価は下記となります。 Stausbrew:★★★★★ StausbrewにはSNSを適切かつ効率的に管理・運用するための機能が十分にそろっています。また、Social Insightに実装されているかどうかについては確認できませんが、Statusbrewは、Google Play StoreやSlack、Microsoft Teams、Hubspot、Dropboxなど様々なツールを連携することも可能なため、あなたのニーズに応じてより使いやすいツールにカスタマイズすることもできます。

機能別の比較まとめ

Social Insight:★★★★☆

Statubrew:★★★★☆

リスニング機能としてはSocial Insightがリードしますが、それ以外の投稿管理、エンゲージメント、レポートではStausbrewの方が充実しています。そのため、どちらのツールがふさわしいかは、どの機能を重視するかによって異なるでしょう。

リスニング機能だけを重視する場合にはSocial Insight、予約投稿やエンゲージ、充実した分析機能も必要であればStausbrewという選択になりそうです。

2. 価格面で比較

新しいツールを導入する、あるいは新しい製品へ切り替えを検討するとき、気になる価格面を比較します。 Social Insight WEBサイトには「ビジネス版」と「エンタープライズ版」があると記載されているものの、各プランの料金は明記されていません。 調べたところ、Social Insightの基本的なプランは下記のようです。 ・クチコミ分析可能数:10 ・SNSアカウント分析可能数:10 ・投稿管理可能数数:5 ・ユーザー:10 初期費用:5万円、月額:5万円、契約期間:半年 この初期費用および月額は一律なのか、それとも接続するアカウント数や事業規模によって変動するのかはWEBサイト上からは判断できません。

Statusbrew Statusbrewにはプランが4つあり、カスタムプランであるEnterpriseプラン以外は価格および利用可能な機能がWEBサイトに掲載されています。

statusbrew-pricing-page

Social Insightに近い内容のウェブリスニング込みの無制限ソーシャルリスニングプランがあります。 ・ソーシャル&ウェブリスニング:無制限(上限なし、ただしXのみ従量課金制・接続可能数なSNSアカウント数:15(投稿、エンゲージ、レポート各機能が利用可能) ・ユーザー:8 初期費用なし、月額:65,000円、契約期間の縛りなし また、リスニング機能はソーシャルリスニングに限定されますが、月額35,000円のPremiumプランも用意されています。こちらもユーザー:8名まで、アカウント接続:15個までという内容で、投稿管理やエンゲージ、レポート機能についてはそのほとんどを利用できます。ウェブリスニングを必要としない方にとっては嬉しい価格ではないでしょうか。

【価格別の比較まとめ】

Social Insight:★★★★☆ Statubrew:★★★★★ Statusbrewの方が多彩な機能を利用でき、初期費用がかからず契約期間の縛りもありません。 Stausbrewには、年額一括支払いと月額払いがあります。例えばPremiumプランであれば年額:35,000円、月額:44,750円と、一括払いの方が割安とはなるものの、それでも、長期的な使用に不安が残る方は、月額のPremiumプランから初めて様子を見るのもひとつの手です。初期費用と半年の契約期間があるSocial Insightよりはお得にリスニングを始められます。また、リスニング機能はソーシャルだけでなくウェブも必須という場合(ウェブリスニング込みの無制限ソーシャルリスニングプラン。Xのみ従量課金制)でも65,000円と、Social Insightよりもお得です。 また、Social Insightには無料トライアルについて記載はありませんが、Statusbrewには7日間、または14日間のトライアルが可能です。 手頃なLiteプランからEnterpriseプランまで、プランが複数あることからも、価格面はStatusbrewがリードしています。

3. サポート面で比較

Social Insightは日本企業、一方Statusbrewはインド発の外資系企業です。ですが、Statusbrewの拠点は日本にもあり、日本人スタッフによるサポートが可能です。そのため他の外資系SNS管理ツールとは異なり、十分なサポートが受けられます。

Social Insight

  • オンラインマニュアル、チャットボット

  • 営業担当への問い合わせサポート

  • 技術サポート

  • カスタマーサクセス

  • 勉強会やナレッジ共有

    参考:https://sns.userlocal.jp/

しっかりとした内容で、いざ導入してみたはよいけれど活用方法が分からないときでも、安心して相談できそうです。

Statusbrew ・ライブチャットによるサポート ・メールによるサポート ・SNS上によるサポート ・デモ電話によるサポート ・ヘルプセンター記事によるサポート Statusbrewでは、月曜~土曜日、カスタマーサクセスまたはセールスチームへの問い合わせが可能です。 一番早くサポートを受けられるのはライブチャットです。Statusbrew画面に表示されるアイコンをクリックすることで迅速なサポートを受けられます。 ボットではなく、カスタマーサポートチームからの返信なので安心です。初見返信時間は2分以内という点も魅力的です。

込み入った相談であれば、メールまたはデモ電話を予約するのも良い方法でしょう。

また、どんどん自分で解決したいという方はヘルプセンターの記事を読みながら、実際に製品を操作して問題をクリアすることも可能です。

もちろん、すべて日本語で対応が可能です。社内で英語対応可能なスタッフにお願いしたり、翻訳ツールを使う必要はありません。

【サポート面の比較まとめ】

Social Insight:★★★★★ Statubrew:★★★★★ どちらもサポート機能は充実していますが、お好みか分かれるところかもしれません。 Social Insightは、勉強会もあり、技術サポートは専任スタッフが対応してくれるなど手厚い印象です。問い合わせ窓口が分かれている点も、安心です。その反面、複数の要素にまたがる問題を抱えている場合には、「この問題はこっち、その問題はあっち」と、何人かのスタッフを経由して問題解決に至るまで時間がかかってしまうこともあるかもしれません。 一方、Statusbrewはシンプルです。お勧めはライブチャットからの問い合わせです。また、多くの情報が掲載されている、WEBサイトのヘルプセンターをチェックするのもよいでしょう。場合によっては、目的の記事だけでなく、プラスαの情報も目に入るので、自然と使い方が身につきます。また、技術スタッフとカスタマーサクセス・セールスチームに隔たりがないため、問題解決までがスムーズです。後述しますが、顧客からの問い合わせの際に受けた要望を取り入れ、製品アップデートに活かしている点もStausbrewの魅力です。 初めてSNS管理ツールに触れる方も、Social Insight、Statusbrewどちらのサポートも充実しているので安心して使用することができるでしょう。

4. レビューで比較

ITreviewでSocial InsightとStatusbrewを比較してみました。

参考:https://www.itreview.jp/compares/social-insight_vs_statusbrew?category_id=sns-management

それぞれのレビューで、下記のような指摘が確認できました。

Social Insight

良い面

  • UIがシンプルで分かりやすい

  • リスニング・分析機能、キャンペーン管理もできてお得

  • 承認機能があるので、複数人のSNS運用が実現できる

  • カスタマーサービスが優れている

改善が必要な面

  • 導入検討時に必須な情報(デモや価格表)が公開されていない

  • タグが一覧で表示されないので、どんなタグを作ったのか忘れてしまう

  • 国外のSNSに対応してほしい

Statusbrew

良い面

  • 複数のSNSアカウントの一括管理、対応するSNSの豊富さ、TikTokの予約投稿も可能

  • 多機能なのにコスパがよい

  • サポートの対応の速さ、要望を取り入れアップデートしてくれる

  • チームアクティビティログで社内の様子にも目が届く

改善が必要な面

  • モバイルアプリの機能拡張

  • カスタマイズ性が高ゆえのレポートの複雑さ

また、Statusbrewに関しては、アメリカのソフトウェアレビューサイトであるG2.comにおいて、4.9ポイントと非常に高評価を獲得しています。

  • あらゆる機能をもつ一元的なプラットフォームであること

  • チームの共同作業の向上

  • ユーザーフレンドリーなUI

などが評価されています。リスニング機能についても、キーワードモニタリングに最適なツールという意見が確認できます。

Redditではすでにリスニングツールとして名前があがっていることからも、日本国内においてはSNS管理ツールという印象が強いStatusbrewですが、海外においてはすでにリスニング機能についても認知されていることがわかります。

【レビューで比較のまとめ】

Social Insight:★★★★☆ Statubrew:★★★★★ どちらも好評ですが評価されている部分は異なっています。 Social Insightは、分析・データ収集、キャンペーン管理、投稿管理の基本的な機能についての評価が目立ちます。リスニング機能を主体とした基本的なSNS運用ツールとして捉えられているようです。

一方、Statusbrewは、複数アカウントの管理や分析機能への評価もさることながらチームのアクティビティログなど一歩踏み込んだ機能への評価がありました。モバイルアプリが弱いとの指摘があるため、このアップデートにも注目したいところです。海外ではすでにリスニングツールとしても受け入れられています。もともと多機能なツールとして認識されていましたが、そこにリスニング機能の強化が加わり、より頼もしい製品として評価されるようになっています。

5. 使いやすさで比較

Social Insight

WEBサイトやレビューを見る限りでは、シンプルなUIのようです。SNSに慣れていない人でもどこで何を入力すれば良いのか、一目で見つけやすい配置になっています。レポートも、社外と安心して共有できる落ち着いた印象です。どの程度カスタマイズ可能なのかについては、確認できませんでした。

参考:https://sns.userlocal.jp/functions/social_crm/

参考:https://sns.userlocal.jp/functions/fan_analytics/

Statubrew

こちらもシンプルで見やすいUIですが、Social Insightと比べるとカスタマイズ性が高い印象です。

例えばエディトリアルカレンダーの表示形式は、下記の週間以外にも、月間、リスト、プレビューから選択できます(Instagramはグリッドビューも可能)。また、Facebookの予定だけを映し出すボードを作ることもできますし、未承認だけのボードを反映させたボードも作って、チームでシェアすることもできます。

レポートダッシュボードも、必要なウィジェットを好きな順に並べ替えられるので自由度が高いつくりとなっています。

【使いやすさで比較のまとめ】

Social Insight:★★★★☆ Statubrew:★★★★★ どちらも見やすいUIで、使う人や場面を選びません。ただ、エディトリアルカレンダーに関してもレポートダッシュボードにしても、Statubrewの方が状況に合わせて自由自在にカスタマイズ可能なため、使い勝手が良いと言えるでしょう。

まとめ

Social InsightとStatusbrewを比較してみました。

多くの日本企業が導入し、国内のリスニングツールの草分け的存在であるSocial Insightは、キャンペーン管理という非常に心強い機能があるものの、予約投稿やエンゲージについては基本的な機能にとどまっていることが弱点です。また、価格が公開されていないため、想像していたよりコストがかかってしまうケースもあるでしょう。

一方、Statusbrewは、リスニング可能なSNSの種類ではやや劣るものの、投稿、エンゲージメント、レポートそしてリスニングとSNS運用に必要な機能を兼ね備えており、コストパフォーマンスも高いです。リスニング機能については、2025年4-5月にThreads、YouTube、ブログ&ニュースへと対応範囲を広げたことから今後のユーザーの反応が待たれるところはありますが、実装のスピード感から、SNSを取り巻く状況の変化に敏感であることが分かります。今後の様々なアップデートに期待できるでしょう。Social Insightが未対応のRedditをカバーしている点も見逃せません。

両者ともにサポート面は好評なため、初めてツールを使う方、様々なツールを使い分けてきた方、どのような方にも満足いただけるツールです。Social Insightの安心感はもちろんですが、Statusbrewも完全に日本語対応なので「外資系」と心配する必要は全くありません。

あなたが重視するSNS管理・分析ツールの機能ではどちらのツールが適任か、検討してみてください。

Statubrewについてさらに知りたい方はもちろん、検討し始めたばかりという方も、右下のライブチャットよりお気軽にお声がけください。日本チームの迅速な対応と信頼性の高さを、すぐに実感いただけます。