コメントへのリプライをテンプレート化する方法
Statusbrewのマクロを活用すれば、あらかじめ作成しておいた返信文と関連するアクションをワンクリックでエンゲージ受信箱のメッセージに適用できます。マクロを利用して、会話を効果的、効率的に管理しましょう。
マクロとは?
①事前に作成した返信文と②特定のアクションを1つにまとめたものがマクロです。返信文と関連するアクションを1つにしてテンプレート化したイメージです。作成したマクロはエンゲージ受信のメッセージに対してワンクリックで適用することが可能です。
マーケターやソーシャルメディアマネージャーは、ソーシャルメッセージへ返信するかたわら、特定のタスクを繰り返し行わなくてはなりません。例えば、タグ付け(ラベリング)、会話のアサイン、既読やクローズとしてマークしたりと、その内容は様々です。
そうした時間の節約と効率性向上のため、Statusbrewではマクロを取り入れています。例えば、FAQs、問い合わせ内容に応じた返信やタグ付け、フィードバックへの返信やアサインといったマクロを作成することができます。
マクロで利用可能なアクション
会話にマクロを追加することで、あらかじめ作成しておいた返信文が送信され、関連する特定のアクションが実行されます。そのためには、マクロの作成時にこれらのアクションを追加する必要があります。
マクロに追加できるのは下記のアクションです。
会話からタグを外す:
会話に付いているタグを取り除きます。
プライベートに返信( FacebookとInstagramのみ):
このアクションでは、オーディエンスへの返信を1つまたは複数追加できます。ランダムに選択されたメッセージがオーディエンスに直接届きます。
Microsoft Teamsに通知を送る:
Microsoft Teamsでチームメンバー宛に通知を送ります。
コメントを非表示:
受けとったコメントを非表示にします。
コメントを削除:
受けとったコメントを削除します。
Slackチャンネルに通知を送る:
選択したSlackのワークスペースやチャンネルに通知を送ります。
連絡先にタグを追加する
返信する相手の連絡先にタグを付けます。
メールを送信:
会話が更新された時、選択したチームメンバーへメールが送信されます。
コメントを再表示:
一度非表示にしたコメントを再度表示させます。
会話にウォッチャーを追加:
選択したユーザーをその会話にウォッチャーとして追加します。
会話をアサイン:
選択した人に会話をアサインします。
会話のステータスを更新:
会話のステータスをオープンまたはクローズに更新します。
会話の優先度を上げる:
優先順位が高い会話としてマークします。
会話からタグを外す:
会話に付いているタグを取り除きます。
通知を送る:
選択したチームメンバーに会話の更新を知らせる通知を送ります。
会話をエンゲージ受信箱に移動:
特定のエンゲージ受信箱に、選択した会話を移動させます。
外部ユーザーにメールを送信:
会話が更新された時、設定した外部ユーザーのメールアドレスへメールが送信されます。(メールアドレスはカンマで区切って入力してください)
その他、会話または連絡先のカスタムデータ属性を作成している場合には、下記の選択肢も表示されます。
会話を更新
連絡先を更新
会話、連絡先それぞれのデータ属性が表示されるので、実行したいアクションがある場合には選択しましょう。(例:会話に「地域(アジア、米国、欧州)」というカスタムデータ属性を作成済みの場合、会話を更新>地域>任意の選択肢を設定することで、その会話に選択したデータ属性(例えば「アジア」)を追加することができます)
マクロを作成する
Statusbrewのダッシュボードから、設定へ移動します。
設定の返信テンプレートを選択します。このオプションでマクロを作成します。
右上にある「返信テンプレートを追加」をクリックします。
返信テンプレートに名前を付け、「よくある返信」に内容を入力します。ここでは定型化したい返信メッセージを入力しましょう。(例:「お問合せありがとうございます。配送にかかる日数はこちらの表をご確認ください」)
「新しいアクションを追加」をクリックし、1つまたは複数のアクションを追加します。ここで設定するのが、リプライと同時に実行したいアクションです。(例:会話にタグを付ける>タグ:配送日数問い合わせを選択)
このマクロを共有する範囲を下記より選択します。
すべてのチームメンバー
特定のユーザー/ユーザーグループ
あなたのみ(これを選択すると、作成したマクロはあなたにしか表示されません)
入力が終わったら、作成ボタンをクリックします。

また、返信相手に応じて自動で名前を置き換えることができるネームプレイスホルダーを追加することも可能です。
{{first_name}}:返信する相手ユーザーの名に置き換える
{{last_name}}:返信する相手ユーザーの姓に置き換える
{{name}}:返信する相手ユーザーのフルネームに置き換える
このようなプレイスホルダーがマクロに含まれている場合、マクロの使用時に受信者の名前(X(Twitter)やInstagramの場合はユーザー名)に自動的に置き換えられます。例えば、「{{first_name}}さま、メッセージありがとうございます」と設定すると、実際に相手が受け取る返信には、「サトウさま、メッセージありがとうございます」と表示されます。
なお、ネームプレイスホルダーについては、返信テンプレートの作成画面の下方にもヒントとして掲載していますのでご参照ください。
マクロを使用する
マクロはエンゲージ受信箱であらゆるメッセージに適用することが可能です。
Statusbrewのダッシュボードからエンゲージへアクセスし、マクロを使用したい会話を開きます。
返信ボックスの左下にあるマクロを開くのアイコンをクリックします。
マクロ(返信テンプレート)の一覧が表示されるので、任意のマクロを選択します。すると返信欄にテキストと関連するアクションが自動で挿入されます。もし不要なアクションがあれば、をクリックして取り除くことが可能です。
「返信」または「返信&クローズ」のいずれかをクリックします。返信と関係するアクションが実行されます。
下記の動画(英語音声)をご覧いただくとStatusbrewのマクロについてより理解を深められます。
マクロを管理する
設定より、返信テンプレート(マクロ)へ移動します。
各マクロの左にある三点メニューをクリックします。
編集したり、削除することが可能です。

編集の場合、すべての編集が終わったら更新ボタンをクリックします。
トラブルシューティング、FAQs
マクロはルールエンジンによって自動化されたアクションを上書きしてしまいますか?
いいえ、マクロはメッセージに新たなアクションを適用する機能ですが、既存のアクションを上書きするものではありません。また、マクロの適用時、必要に応じて任意のアクションを削除することも可能です。
マクロを作成したり使用するオプションが見当たりません。
あなたにエンゲージ機能へのフルアクセスが付与されていない可能性があります。管理者へアクセス権について確認をしてください。