リンクインバイオという言葉の前に、ソーシャルメディアにおけるbio(バイオと発音します)というボキャブラリーについて理解する必要があります。
バイオは、企業やブランド、インフルエンサー、もしくはあなた個人が自分自身やブランドの情報を最大限にアピールできるソーシャルメディアページのプロフィール文章のことを指します。
引用: グラフィックデザインツールFigmaの日本公式アカウント
このバイオを作り込むことで、ソーシャルメディア上のカスタマージャーニーでユーザーが最終的にあなたのブランドの商品やサービスページへ辿り着くための導線になるため、非常に大切な要素とされています。
では、リンクインバイオに戻りましょう。
名前そのままになりますが、 「バイオのリンク」とは、企業ブランドのプロフィールセクションに追加することができ、クリック可能なURLのことを指します。
上記のスクリーンショットのように、Twitterなどほとんどのソーシャルメディアプラットフォームでは、ブランドのウェブサイト、ECの商品ページ、ブログコンテンツやニュースページなどにあなたのオーディエンスを誘導するための、リンクを追加するオプションを提供します。
FacebookやTwitter、LinkedInなどのプラットフォームでは、投稿単位でクリック可能なリンクを共有することができるため、リンクインバイオの優位性を感じることはあまり普段意識しないかもしれません。
しかし、Instagramの場合は違います。最近ではInstagramストーリーズを通じてリンクを共有するオプションがありますが、ストーリーズはあくまでほぼ既存フォロワーにしか閲覧されることはないため、まだオーディエンス、つまりは見込み顧客を構築中のブランドアカウントは、バイオのシングルリンクを活用して、カスタマーエクスペリエンスの提供が必要です。
このバイオの中にあるリンクこそが、クリック可能なURLであり、ソーシャルメディアのあなたのページに訪れたユーザーがもっと詳しくいろんなコンテンツが見たい、あなたのビジネスについて知りたいと思った時のランディングページの役割を果たします。
引用: カリフォルニア在住で米国生活事情をシェアする @marika_helloさん
ここから注目していただきたいのですが、
などへ誘導したい場合、Instagramのbio内のリンクは一つしか添付できないため、制限されたものに感じられるかもしれません。これらの重要なリンク先をまとめて、1つのURLで共有できるリンクインバイオツールがいくつかあります。
上記で紹介したInstagramユーザーも利用している、linktr.eeというツールが最もポピュラーなものでしょう。
リンクインバイオツールは、あなたが共有したいすべての関連するコンテンツリンクを持つカスタムランディングページにつながる優れ物です。
Instagramは、ブランドの商品の広報やPRとして考えるのであれば、ソーシャルメディアの中でももっとも強力なチャネルの一つです。ただ、本来のソーシャルメディアマーケティングの目的であるウェブサイトへのトラフィックの増加に関して、Instagramというプラットフォームを最大限に活用できていない場合があります。
現在のInstagramではフィード投稿にリンクを投稿できないことを考えると、Instagramからの直接のトラフィックを促進する機会は限られているため、オーディエンスを自社サイトやブログなどに誘導しようとする企業にとっては困難です。しかしポジティブな面として、Instagramは常にユーザーが自分のプロフィールに1つの外部リンクを持つことを許可しているため、訪問者があなたのWebサイトにクリックスルーすることを推奨しています。
皆さんも一度はブランドや芸能人などのInstagramのバイオでこのようなリンクを見たことがあるかと思います。
ではこのlinktrというドメインのリンクを開いてみましょう。
Instagramの投稿にリンクを追加するか製品をタグ付けして、フィードをクリック可能な最適化されたランディングページに変えましょう。
1つのリンクからクリック可能なInstagramグリッドを作成するツールが外部アプリケーションで多く市場にあります。パーソナライズされたURLを通じて、あなたのInstagramのフォロワーはあなたのEコマースサイト、ブログ、サービスページ、またはWebサイトへ誘導することができます。このパーソナライズされたリンクを表示すると、フォロワーはそのままInstagram上で求めていた情報から、さらに欲しい情報や製品にたどり着くことができます。せっかくあなたのプロフィールにたどり着いてくれたユーザーがInstagramから離れてGoogleやYahooで検索する必要が無くなります。
Statusbrewのようなツールを使用すると、リンクが受け取ったエンゲージメントを追跡して、ブランドにとって最もメリットのあるものを特定できます。バイオパフォーマンスのリンクを追跡すればするほど、バイオの各セクションを更新および最適化することができます。(バイオリンクのトラッキングについては準備中です!)
現在、Linkin.bio by LaterのようなLater社開発のツールがあり、Instagramの投稿にリンクや製品タグつきの製品を追加して、フィードをクリック可能な最適化されたランディングページに変えることができます。
つまり、Linkin.bioを使用すると、Instagramの各投稿から、オーディエンスをWebサイトの特定のページに誘導できます。 InstagramとあなたのブランドWebサイトの間にこの関係を構築することで、Instagramフィードをスクロールしながら、オーディエンスが探している商品や情報をすばやく簡単に見つけられるようになります。
ライフスタイルとニュースを発信するWell + Goodは、Bio(プロフィール)から1日に複数の記事を宣伝するためにInstagramマーケティングを行っています。 Linkin.bioでInstagramバイオのリンクを最適化したことにより、Instagramトラフィックは前年比179%増加したという結果が出ています。
では実際にWell+Good社のLinkInBioページを開いてみましょう。
すでに美しいギャラリーのようになっています。それぞれ投稿をクリックすると、すぐにタイトル通りの記事に飛ぶようになっています。
Linkin.bioなどを代替手段として、できる限りInstagramページから離脱させることなく、そのまま製品ページまたは記事サイトまでユーザーを案内することが大切です。
実際に、私個人のビジネスプロファイルをLaterのLinkInBioにコネクトしてみました。私のInstagram Bio(プロフィール)に誰かが訪問すると、まずLinkInBioのURLが表示されます。
訪問者がこの上のlinkin.bioのURLをクリックすると、実際にみて欲しい商品紹介などしてあるInstagramの投稿や、ウェブサイト(ブログやEC)にすぐにアクセスできるページを作成していきます。
そうすると、上の私専用のLInkInBioを開くとこのようにInstagramプラットフォームを離れることなく、注目して欲しい投稿コンテンツやウェブサイトにリンキングしてあります。
他にも、例えば個人でBUYMAなどの輸入代行などをしているショッパーと呼ばれるバイヤーはInstagramを集客ツールとして導入していますが、BUYMAのためのマーケティングとしても、BUYMAのショッパーページにユーザーを導入したり、掲載商品のリンク集約のためにも役立ちます。
実際にBUYMAのショッパーがどのようにInstagramとLinkInBioを利用しているかについて、Statusbrew日本公式ブログがありますので、こちらの記事をご参照ください。