Organic / Paid Social (オーガニック/ペイドソーシャル)

 

ソーシャルメディアは毎日変化するため、このように用語(Glossary)やベストプラクティスと呼ばれる攻略法のアップデート追いつくのはとても難しく日々勉強が必須です。かつてのソーシャルメディアマーケティングと言えば、エンゲージメントの獲得と、オンラインでより純粋に個人的な存在感を生み出すことでした。現在、ソーシャルメディアは、顧客の獲得、リマーケティング、顧客の維持、カスタマーサービスを含む消費者ジャーニー全体に使用されています。マーケティング担当者にとっての最大の混乱点の1つは、オーガニックと有料のソーシャルメディアの区別と戦略的なバランスではないでしょうか?これを理解することこそ、成功するソーシャルメディアマーケティングに必要不可欠と言えます。オーガニックと有料(Paid)のソーシャルメディアには明確な利点がありますが、一緒に実装すると最も効果的に機能します。このような二刀流のハイブリット戦略がなぜ有効なのでしょうか?と言う点と、人気のあるソーシャルメディアアウトレットにはすべて有料要素とオーガニック要素がありますが、Facebookは(ユーザーと広告主の両面で)最大のソーシャルネットワークであるため、こちらの記事ではFacebookプラットフォームに焦点を当てます。

また、ペイドソーシャルの費用は手頃なものから高額なものまでさまざまです。そのため、どんなタイミングでどこに、どのように貴重な予算を割り当てるか、戦略的に考える必要があります。あなたにとっての目標とは何でしょうか?

-> ゴールとオーディエンスを定義しましょう。リードを獲得したいのか、ユーザーのソーシャル上の口コミ拡散なのか。
->ダラダラせず期間を決めましょう。キャンペーンを長期間継続させる必要があるのか。それとも短期間で大量のトラフィックが必要なのか。
->ゴールとオーディエンスに合う最適なネットワークを決めましょう。ソーシャルネットワークでは数えきれないほどの広告フォーマットやターゲティングツールを提供しています。適切な人にリーチし、ビジネスの目的を達成するには、どれを使用するのか、あるいは組み合わせて使用するのかを理解しましょう。

 

ペイドソーシャルとオーガニックソーシャル

ソーシャルネットワークにおいても、マーケター側が広告を運営し、特定の読者をターゲットにすることが可能です。ペイドソーシャルの費用は手頃なものから高額なものまでさまざまです。そのため、いつ、どこに、どのように予算を割り当てるか、戦略的に考えましょう。以下のような目標にもとづいて、計画の概要を作成するところから始めましょう。

ゴールとオーディエンスを定義する。リードを創出したいのか。新商品の発表の口コミ拡散を狙いたいのか。
期間を決める。キャンペーンを長期間継続させる必要があるのか。それとも短期間で大量のトラフィックが必要なのか。
ゴールとオーディエンスに合う最適なネットワークを決める。ソーシャルネットワークでは数えきれないほどの広告フォーマットやターゲティングツールを提供しています。適切な人にリーチし、ビジネスの目的を達成するには、どれを使用するのか、あるいは組み合わせて使用するのかを理解しましょう。
ソーシャルネットワークそれぞれが提供する広告フォーマットやオーディエンスのターゲティングのオプションを見てみましょう。

 

ペイドソーシャルのメリット

  • オーガニックなリーチが急落し続ける場合、ペイド(Paid)ソーシャルにより、ブランドは本来のオーガニックソーシャル内で動くアルゴリズムを打ち破り、他の方法では発見する可能性の低いオーディエンスとつながることができます。これが最大の魅力と言えるでしょう。
  • コンバージョンの多いと見込んでいるコンテンツサービスをあなたがスタートした場合は、有料ソーシャルを使用してでもオファーを理想的なオーディエンスに広め、すぐにコンバージョンを増やすことが勧められます。
  • 消費者の64%は、ソーシャルメディアを使用してショッピングのインスピレーションを見つけています。Googleで検索するよりも先に、TwitterやInstagramのキーワード検索にかけて実際に購買しているユーザーを見つけてレビューがわりにしています。つまり、大多数のオーディエンスがプロモーションメッセージを受け取ってくれる可能性が高いです。
  • Facebookなどの有料キャンペーンを使用して、オーガニックソーシャルを通じてリリースする価値とメッセージを強化します。オーディエンスターゲティングを活用して、リーチしたい正確な買い物客を利用します。

 

オーガニックソーシャルのメリット

 

  • まずは無料であること
  • オーガニックなソーシャルを使用するからこそ、企業としてのブランドの評判と顧客との関係を管理します。ブランドに対する信頼をさらに高めるために問題がある場合は、消費者であるユーザーに直接返信してコミュニケーションを取ることができます。
  • オーディエンスに耳を傾けることに注力できるし、彼らのリアルな「消費者の声」を受け入れて改善する機会を設けることができます。
  • ハッシュタグを使用して無料のキャンペーンを行うことができます。
  • 企業のポリシーや価値観を共有する、同じ理念を持ち志す個人のコミュニティを構築します。
  • 広告ではないのだな、信頼を確立し、透明性を示します。
  • ソーシャルチャネルをブランドストーリーを伝える機会として取り入れることができます。
  • マーケティングチームのコンテンツ作成業務を軽減し、消費者にとって価値のある社会的エビデンス(ソーシャルレビュー)を示すユーザー生成コンテンツ(UGC)をお勧めします。

 

 

オーガニックとペイドのコンビネーションが肝

ソーシャルメディアへの完全なマーケティングアプローチは、ペイドソーシャルがどう、だとかオーガニックソーシャルが正、ということではありません。これら2つの戦略力によって成り立ちます。ソーシャルプラットフォーム全体でオーガニックなリーチが減少し続けていることは世界的にも事実のため、より広いオーディエンスにリーチするために有料のソーシャルチャンスに投資することがますます重要になっています。5年前に比べ、残念ながらオーガニックリーチだけでインパクトを与えることは、ソーシャルメディアの進化や毎年改定されるアルゴリズムなどもあり、非現実的とも言われるようになりました。 Facebookでは、オーガニック投稿はフォロワーの約2%にしか到達せず、その数は着実に減少しています。

ただし、ペイドソーシャルにマーケティング費用の、継続的な成功のために有機的な社会が必要です。オーガニックリーチは衰退していますが、オーガニックソーシャルのメリットは依然として上記のようにたくさんあります。何かと言いますと、やはりあなたの企業と製品を忠実なオーディエンスに無料で宣伝する素晴らしい機会を提供し、ソーシャルシェアリングを通じてあなたのネットワークを拡張します。マーケティング担当者がすべての投稿で売り込みをオーディエンスに押しつけるのではなく、オーディエンスとのコミュニケーション強化により得られるものが爆増します。

特に競合が日本よりも激しいアメリカでは、「どこで勝つ」かというと「カスタマーサービス」「カスタマーケア」なのです。「鬼話す」ことが結局はカスタマーを一番喜ばせる方法であり、ソーシャルを通してその喜びを提供することこそがオーガニックの醍醐味です。

また、オーガニックソーシャルやその他のマーケティング手法を利用して、プロモーションとして実行する前に、オーディエンスに最も人気のあるコンテンツを特定することにより、マーケティングコストをさらに節約していきます。有料ソーシャルキャンペーンを試す時間を無駄にする代わりに、オーガニックソーシャル、メールキャンペーン、その他の無料または低コストの方法を試し、有料のソーシャル広告とプロモーションに使用します。有料のソーシャルポストとオーガニックソーシャルポストの両方について、分析を追跡して、投稿するのに最も効果的な日と時間を定めていく必要があります。

 

D2Cブランドが、ペイド or オーガニックのソーシャルメディア戦略をうまくナビゲートします

 

瞑想トレーニングアプリであるHeadspaceは、有料とオーガニックのソーシャルメディアを組み合わせてメッセージを広めて成功している企業の一つです。同社のオーガニックなソーシャルメディア戦略は、ユーザーが重視する、メディテーション(瞑想)に役立つヒントやインスピレーションを通じてコミュニティを構築することを中心としています。さらにFacebookの広告、新規ユーザーのリテンションを維持するためのメールマーケティング、無料のトライアル版、役立つブログの組み合わせを通じて、エンゲージメントのない人を顧客に変えるために機能するコンテンツマーケティング戦略で作成しました。こちらが同社のオンボーディング用のメールです。インフォグラフィックを利用した視覚的なコンテンツが、アプリケーションをさらに深く使ってみようと思わせる仕組みとして成り立っています。

同社の有料ソーシャルキャンペーンは、同じくこのスタイルの投稿を保っていて、ユーザーの抱える瞑想や心の健康に関する問題を多くのユーザーに伝える魅力的なグラフィックでブランドの個性をさらに固めています。

これらの企業の力は、オンラインでコミュニティを構築する能力にあります。顧客とのコミュニケーション、透明性、目的の明確さ、独自のソーシャルメディアエクスペリエンスを生み出す継続的な実験に価値を置くという彼らのアプローチはまさに2020年の今、現代的です。オーディエンスに関する高度な知識(顧客の理解)とソーシャルメディアの深い理解により、有料のソーシャルサイドで比較的低いPPCコストを達成しながら、オーガニックなソーシャルアプローチを使用してオーディエンスを育成し続けることができます。