Impressions(インプレッション)

マーケティング用語としてすでに"インプレッション"という言葉は周知されていますが、ソーシャルメディアマーケティングにおけるインプレッションとその汎用性、分析方法について解説します。

インプレッションは、ユーザーのフィードにあなたの投稿が何回表示されたかを測定するソーシャルメディアにおける重要な分析指標です。リーチとは異なり、1人のユーザーが複数回あなたの投稿を見た場合、複数のインプレッションをカウントすることができます。各ソーシャルネットワークでインプレッションのカウント方法は異なります。

インプレッションは、認知度を追跡すること、そして広告が順調に回っているかどうかを追跡するためのもので、オーガニックだけに特化して話せば理論的には、時間をかけてインプレッションを増やせば増やすほど、ユニークユーザーはあなたのブランドに親しみを持つようになります。その結果、そのユーザーが製品を購入したり、コンテンツをもっと見たりするようになることが期待されます。

投稿の寿命の長さとコンテンツとしての真の価値を測りやすい指標 = インプレッション

こちらの投稿を参照しましょう。

フォロワー数に対してリーチとエンゲージメントが劇的に高いことが伺えます。

なぜリーチと一緒に語られるのか?

よく、インプレッションと一緒に語られるのがリーチです。

リーチとは、 表示回数は、コンテンツがクリックされたかどうかに関係なく、コンテンツを閲覧したユーザーの人数です。つまり、

  • インプレッションは〜回としてカウントされる

  • リーチは〜人としてカウントされる

あなたが作成したツイート、あなたが投稿したInstagramストーリー、またはFacebookイベントページを見た人の総数をリーチと呼びます。ソーシャルメディアのなんらかのページに500回表示された広告があるとします。 200人が広告をクリックした場合、リーチは200になります。

インプレッションは、ソーシャルメディアブラウザーがコンテンツをオーディエンスに表示した回数の合計です。リーチとは異なり、人の数ではなく表示回数です。広告がソーシャルメディアで500回表示された場合、インプレッションは500になります。

どうして今、ソーシャルメディアを使うのか、という原点

まず、ソーシャルメディアを使用する理由に立ち返ってみましょう。Statusbrewでは、ソーシャルメディアをマーケティングの戦略の一つとして使うことを常に説いています。ソーシャルメディアは、私たちビジネスをする人間にとってマーケティングおよびコミュニケーションのチャネルです。有料のメディア、メール、広報に匹敵し、ソーシャルを通したメッセージで消費者にリーチするためのツールです。ソーシャルメディアは一方ではなく双方向のコミュニケーションチャネルであるため、受け入れやすいメディアです。

ソーシャルメディアを使う上での目標を作成する

ソーシャルメディアの目標をあなたの所属する企業組織、もしくはブランドの全体的な目標に結び付けましょう。 あなたのソーシャルメディアを使う理由はそもそも何でしょうか?ブランド・アウェアネスを高めることでしょうか?売上を10%増やすことでしょうか?ブランドに対するネガティブな評判を改善することですか?ソーシャルメディアの事業への関連性と全体的なマーケティング計画に適合するために、組織の目標として掲げることから始めなければいけません。

他のマーケティングチャネルですでに使用している指標を使用する

これは、ソーシャルメディアの有効性を証明するのに役立ちます。トラフィックや実際の売り上げなどのマーケティングチャネル全体で簡単に変換できる指標は数多くあり、これらももちろん測定する必要がありますが、最初にインプレッションに焦点を当てることが重要です。

インプレッションに焦点を当てる

インプレッションは、最も広く使用されている指標です。マーケティングはコンテンツを世界中に広め、コンテンツがタイムリーで、関連性があり、魅力的なものであれば、コンテンツは適切に機能します。ソーシャルメディアはそれを取り上げ、コンテンツに基づいてブランドの印象を促進します。インプレッションは、有料メディアの視聴やメールマーケティングにおいてのメールの開封に相当するほど大切な指標の一つです。

インプレッションの測定

インプレッションからのブランド認知

要約すると、(1)ソーシャル目標KPIを組織全体の目標に結び付け、(2)他のマーケティングチャネルと同じ土俵にソーシャルをとい入れ、(3)インプレッションを測定します。

ソーシャルメディアマーケティング指標についてもっと詳しく

リーチとインプレッションについてもっと詳しく理解を深めたい場合は、やはり他の関連するエンゲージメント指標についても学ぶことが重要です。 たとえば、ソーシャルネットワークと一言にいっても、ネットワークごとにリーチとインプレッションの指標にはさまざまな種類があります。具体的にはFacebookです。

他のプラットフォームでは、ソーシャルメディア分析にリーチとインプレッションが分析結果としてかならず含まれていると思いますが、あくまでスタンダードな指標としてありますが、 Facebookは、投稿の種類やその他のカテゴリごとに分類されたリーチとインプレッションを表示してくれます。

この何がすごいかと言うと、どの種類のインプレッションが足りない、と言うことから次の施策を打つことができるのです。

Facebookのリーチとインプレッション

オーガニック:ニュースフィードで無料でコンテンツを閲覧したユニークユーザーの数 有料(ペイド):Facebook広告など、有料コンテンツを見たユニークユーザーの数 バイラル:友達が公開したストーリーでメンションされているあなたの投稿またはページを見たユニークユーザーの数。これらのストーリーには、「いいね」、シェア、コメントなどのアクションが含まれます。 Facebookのリーチに影響を与える要因はいくつかあります。成長させたいリーチのタイプに応じて、さまざまな戦略に従う場合があります。 Facebookリーチの詳細については、こちらの記事を参照ください。

リーチと同様に、Facebookのインプレッションも3つのカテゴリに分類されます。Statusbrewでオーガニック/ペイドとどちらのインプレッションも把握することができます。

オーガニック:ニュースフィードまたはページにコンテンツが無料で表示された回数 有料(ペイド):Facebook広告などの有料コンテンツが表示された回数 バイラル:あなたのページに関連付けられているコンテンツが、友人が公開したストーリーに表示された回数。これらのストーリーには、いいね、共有、コメントが含まれます。

5人のFacebookユーザーがそれぞれにあなたの投稿を2回見た場合、結果は10インプレッション(表示された回数に、それを見たユニークユーザーの数を掛けたもの)と5人のリーチ(それを見たユニークユーザー)と言う言い方になります。

Facebook広告のリーチとインプレッション

Facebook広告がオーディエンスに向けて配信されるとき、それはパブリッシャーであるあなたがシステムに広告を配信するようにオーダーしたことを意味します。つまりシステムがその広告の配信を継続して登録している限り、広告の出稿を取り下げない限りそれは成功(配信されたインプレッション)としてカウントされます。これは、広告が表示されたかどうかに関係なく成功としてカウントするため、少しトリッキーですね。

配信されたインプレッションには、スクロールせずに見える範囲に表示されるため、またはレンダリングが完了する前にユーザーがページを離れたために、誰にも表示されない広告が含まれます。これは実は不正確であり、配信される広告の数と実際にオーディエンスに表示される数の間に大きなギャップを残します。

リーチとインプレッションへのマーケティング戦略

ターゲットオーディエンスを知る 企業にとっては、リーチをできるだけ多くの潜在的顧客に拡大することが重要です。しかし、1万人にリーチしたとしても、そのうち500人だけがブランドに最終的に関心を持ってくれても、さほど影響のなかったコンテンツということになります。

一度アウトバウンド投稿されたメッセージ性は時とともにどんどん効果を失い、肝心のユーザーから無視されていては価値はありません。ターゲットユーザーを念頭に置いて、メッセージとコンテンツ戦略を作りこむ必要があります。

また、シェア、リツイート、高評価、コメントが集まった自社ソーシャルメディアコンテンツにも注目してください。これらのエンゲージメントを追跡することで、ターゲットとする潜在的なユーザーを見つけ、リーチを拡大するのに役立ちます。

・定期的にエンゲージメント指標をモニタリングおよび分析する 表示回数が増えると、コンテンツがユーザーのフィードに頻繁に表示されている、つまりアルゴリズムがきちんと機能しているということです。

インプレッションを増やす際に考慮すべきもう1つのヒントは、そのプラットフォームでコミュニティに積極的にエンゲージしているファンの数を増やすことに焦点を当てることです。また、シェア可能なコンテンツの投稿に重点を置きます。コミュニティが投稿をネットワークと共有し始めると、インプレッションおよびリーチが高まります。

あなたのマーケティングの取り組みが機能しているかどうかを知る唯一の方法は、これらの指標を定期的にモニタリングおよび分析することです。継続的に改善を重ね、投稿の内容改善とFacebookのリターゲティングを試します。対象とするオーディエンスがそこにいると思ったら、ソーシャルメディアのモニタリングツールを使用して、その中で特定のキーワードにタグをつけて分析をすることをお勧めします。

Statusbrewのタグによるソーシャルリスニング機能もぜひご利用ください、